Sunday, October 24, 2010

『朝鮮総連の大罪』 金 昌烈 


「おい、宋トンム(漢字では同務と書く。目下や友人に対する軽い敬意を表す)、今日は工場に行かないで俺とつきあえ」 「え、困りますよ。仕事をさぼるわけには…… そう言いかける宋さんに、先輩はそっと耳打ちした。 「いいからつきあえ。これは工場よりもっと重要な仕事なんだ。そう言えば、お前カメラ持ってたな。持って来い」 そうして新宿の駅前の喫茶店まで行くと、知らない男が手を振り、店の一番奥にいる初老の紳士のことを指さした。 先輩はうなずくと、カウンターに陣取り、初老の紳士をちらちらと見始めた。
手を振った男がほっとした顔をして、 入れ替わりに店を出て行く。 先輩が宋さんに小声で言う。「おい、しっかり見てろよ。今日はあいつをつけ回すぞ 「え、なぜですか」 「(総聯)中央がそうしろって言ってるんだ。工場の仕事なんかより名誉ある仕事だぜ。あっ、コーヒー注文した。 ブルジョアめ。おっ、日本のブル新聞(ブルジョア新聞。社会主義者が『朝日』や『読売』などの一般紙を蔑んで言う)なんか読んでやがる。朝鮮新報を読めよ、民族反逆者めが」 こうしてその紳士をつけ回した挙げ句、夕方に東京駅の前で若い女性と密会する現場を押さえることに成功した。

「今日なんぞは楽な方だぞ。二、三日帰れないこともあるからな」 「先輩、あの人は絶対に僕たちの尾行に気づいていたと思うのですが 「当たり前だろう。そのためにやってるんだから」 「えっ!?」 こうやって神経をまいらせるんだよ。あいつは陰で次期議長の金炳植副議長の悪口を触れ回っている不心得者だから、こうしてお灸をすえているのさ。しかし今日、浮気の現場を抑えたから、あいつももう終わりだ。それにしても、 お前けっこう筋がいいな。これから、もっと働いてもらうぞ」
こうして、なし崩し的に宋さんは、 朝鮮総聯の秘密部隊「ふくろう部隊」の手下となった。 これは総聯の若手エリート集団ということになっていたが、 実態は金炳植の手先として、反主流派の幹部をつけまわし、 一挙手一投足を監視し、報告するのが主な仕事だった。 夜中に繰り返し無言電話をかけたり、匿名で脅迫状を送ったりもした幹部本人だけではなく、その家族をつけまわしたり、脅したりした

最近ではあまりなくなってきたが、かつては内部告発すると必ず精神病扱いされた。妄想狂だと言うのである。鮮連の犯罪はこうした人間関係の枠組みや教育の中で守られてきたのである。

『朝鮮総連の大罪』金昌烈 (p.210)

3 comments:

n said...

『北朝鮮 やじ馬見聞記』(その一)
「オモロイ坊主の北朝鮮托鉢行」

  北朝鮮のホテルには盗聴器やマジックミラーが仕掛けられているという噂がある。
俺はもし監視している人間がいるのであれば、そいつに見せつけてやろうと思って、
鏡の前でわざと丸裸になり、ベットへ入り寝る時も掛け布団をかけずに、 部屋の中では毎夜ずっと裸で過ごした。

もし本当にマジックミラーが設置されていて、
誰かが俺を監視していたらキット驚いただろうな。
その驚く顔を想像するだけで俺は笑いが噴出してきて
『見たければ、どうぞ粗末なものだがユックリ観察しろや。ザマー見ろてんだ!』と。

  俺が一度、寝苦しいので“ホテル探検でもやってやるか”と夜の12時過ぎに部屋をそっと抜け出し
廊下を歩き出した途端に、何処からともなく通訳が現れ『何処へ行かれるのですか?』と聞くので
(それも背広をきちんと着てネクタイまで締めた昼間と同じ姿で)
『寝苦しいので、チョット散歩でも』と答えると『もうホテルの玄関は閉まっているし、
エレベーターも止まっているので、散歩は明日の朝にして下さい』と言って俺が部屋へ戻るまで
見守っていたし、食堂が開いていたらモーニングコーヒーでも飲むかと、 朝の5時頃に部屋を出たら、また後ろからそっと通訳が現れ『何処へ行かれますか?』と聞くのだった。

http://www.omoroibouzu.com

n said...

「シークレット・メッセージ」

  日本人には知られていない「メーッセージの回路」と
でもいうべきものが、日本にはある。
  たとえば・・・美空ひばりは、なぜ持ち歌の
「悲しい酒」を歌うたびに、きまって涙を流したの
だろうか・・・。
  ソフトバンク社長の孫正義は、一九九六年二月の
「毎日経済人賞」の授賞式でなぜスピーチのさなかに
突然声を詰まらせ絶句してしまったのか・・・。
美空ひばりと孫正義の涙の意味を、日本人とはまったく
違う形で理解している人々が、私たちのすぐそばにいる。
それは・・・韓国・朝鮮系の人たちである・・・。
都はるみの初期の大ヒット曲に「涙の連絡船」という歌が
あった。・・・朝鮮半島に残した肉親のことや、昭和三十年代に
いわゆる「帰国船」に乗って新潟から北朝鮮へ向かったまま
離ればなれになってしまった家族のことを、暗に歌っている歌と
解釈してきた人が少なからずいるのである。
・・・原尻英樹・放送大学助教授が
「シークレット・メッセージ」と名づけたこのような
コミュニケーションが日本人には少しも気づかれることなく、
ひっそり続けられている。

野村進『コリアン世界の旅』プロローグより 

n said...

  ~ 週刊新潮記事;「金正日の料理人」が青ざめた北朝鮮「無言の恫喝」~

 上記記事に関連して、2代目引田天功さん(女性)の事件を思い出しました。
まず鮮連組員が天功さんの超ハイレグ水着やバニー姿のブロマイドをキンショーニチに贈ったところ、キンはぞっこん惚れ込み熱心な眼差しを向けるようになった。
しかし天功さんが99年にキンの個人的な誘いを断ったところ以下のような変態による犯罪が延々、続いたそうです。

・辞退以来、彼女の家には無言電話や政治的主張を一方的にまくしたてるといった内容の電話があいついだ。
・自宅に何者かが頻繁に侵入。
・お気に入りのプレミアものミッキー人形が部屋からなくなり室内の棚に本人のものではないニセモノが置かれていたり本物がまた戻ってきたりした
・ごく一部の人しか知らないはずの天功さんの宿泊してるホテルに天功さんが帰ってくると机の上に、金ショーニチの写真が置かれてあった
(『北朝鮮利権の真相』野村旗守・編)

・・などがあり盗聴、盗撮されている形跡も明らかになり自分の住まいをあちこちにかりて
誰にも当日どの家に帰るのかわからないようにしたことなどテレビで証言している。

この事件を知らなかった方は「北朝鮮、引田天功、ミッキー」で検索すると拾えます。