Monday, August 15, 2011

CBS "60 Minutes": Mind Reading

'60 Minutes' video: Tech that reads your mind
video

 
【ナレーション大意】

[司会]あなたの妻や夫が本当は何を考えているのだろうかと思ったことはどれほどあるでしょう。あるいは上司が、あるいはバスで向かいに座った人が一体何を考えているのかと・・・確かなことは分からない心で思ったことは自分だけのもので他人には分からないというのが常識でした、これまでは。

ところが神経科学は我々が何をどのように考え、その思考がいかに現れるか、その様子を物理的に解析しました。「読心術(Mind Reading)」です。

f-MRIと呼ばれるこのテクノロジーはかつてSF世界のお話だったのものを現実の科学に変えてしまいました。f-MRIのおかげで、人間が思考しているとき脳内で何が起きているか観察することができるようになったのです。
[ゲスト研究者ジャスト氏]「思考同定(Thought Identification)とでも呼びましょうか」

カーネギーメロン大学の神経科学研究室が行なったのは脳の活動を観るf-MRIと大量の情報処理ができるコンピューターの機能を融合させることでした。その目的は、人がある具体的な何かを思っているとき、脳で何が起こっているか正確につきとめることです。

実験では「ねじ回し」や「ハンマー」、「エスキモーの住居」や「お城」など10項目を被験者に思い浮かべてもらい、脳がどこでどう活動しているのか調査しました。

[ゲスト]「「ねじ回し(のイメージ)」が脳の、ある一箇所だけに収まっているわけではありません。ねじ回しは“どんな感じで持つか”“どんな感じで回すか”“どんな色・形をしているか”“何に使うのか”といったことが幾つもの場所に分かれて収納されているのです」

[司会]「ねじ回しの特徴ひとつひとつが別々の場所に在るんですね。」

[ゲスト]「それで脳のどの部位が活動しているかパターンを調べることで何を考えているか特定できるとわかったんです」

[司会]「人の思考を読み取るんですね!」

[ゲスト]「“思考同定”を行なっているわけです。とても信じらないことですが」

[司会]「あなたがハンマーを思い浮かべているときの脳の状態と、私がハンマーを思い浮かべているときの脳の状態は同一といえるのでしょうか?」

[ゲスト]「同一ではありません。私たちの思考にはそれぞれ個癖のようなものがあり、例えば私にはハンマーに嫌な思い出があるけど、あなたには無いとかですね。でもお互いそれぞれハンマーを思い浮かべていることが特定できるのに十分なくらいは似通っています。この事実はこれまで全く知られていなかったことでです」
 
私たちは女性スタッフに参加してもらい挑戦的な実験を試みることにした。彼女の脳のデータはまだコンピューターに入っていないのだが、それでも彼女の思考をほぼリアルタイムに解読できるか試してみようというのだ。

[司会]「即興での思考解析は前人未踏のことなんですよね?」

[司会]「はい、前人未踏です。」

被験者になった女性スタッフはナイフやハンマーなど10個の項目についてそれぞれ数秒ずつ思い浮かべるよう依頼された。

[司会]「彼女がハンマーを思い浮かべているときコンピューターはそれがハンマーだとわかるわけですか?」

[実験者]「そうです」

ものの一分も経たないうちにコンピューターは、女性スタッフが事前にどんな絵を見せられたかの情報を与えられることなく、彼女の脳の活動パターンのみから彼女が二つのうちどちらの言葉を先に思い浮かべているかを言い当てる。コンピューターは次々とほぼ完璧に彼女が思っている言葉を言い当てていき、結果は10問中10問、全問正解だった。

[司会]「怖いことですね・・でもこれはほんの序の口なんですよね」

[ゲスト]「ええ、我々はハンマーなんか言い当てたぐらいじゃ満足しません」

4千マイルも離れたドイツにあるベルンシュタインセンターの神経科学者へインズ氏もまた、そんなレベルでは満足しない一人です。彼は人が思い浮かべている事を言い当てるだけではなく「意思」までも読み取ります。被験者は与えられた二つの数字を足し算するか、それとも引き算するか決めるという単純な意思決定を行なうよう指示されます。そこで「意思」を司る脳の小さな部位を調べることで何を行なおうと決心したか読み取るというものです。
[へインズ]「足し算をしようと決心したときと、引き算をしようと決心したときでは脳のこの部位の活動パターンにはっきり違いが見られるんです」
[アトランタにあるエモリー倫理学センター長のウオルピー氏]:

SFの世界なんてもうない、と学生によく言うんです。私が高校生の頃に読んだSFは全部、現実に行なわれていますから。」
人の思考や意思が機械で読み取れるようになったのは革命的なことだと同氏は言う。
「歴史上、人に真実を強制的に自白させるのに成功したためしはありませんでした。拷問も説得もあまりうまくいきませんでしたし。人類にとってごく基本的な権利である黙秘権が、頭に鍵をかけてしまうからです。」

[司会]「でも私の意思が誰か他人に読み取られるわけですよね。将来、誰がそんなことやっていいのか話し合っておかないといけないんじゃありません?」

[ウオルピー氏]「その通りです。国にそれをさせるのか、自分がそれをさせてもらうのか等ですね。私には10代の娘が二人います。ある日、帰宅すると私の車がへこんでいて二人とも“やったの私じゃない”と言ったとしましょう。さて私は地元の思考解読&ウソ発見サービス会社に二人を連れて行きスキャナーにかけるか?さあどうでしょうね」
しかし議論さえ行なわれないうちに、もう脳をスキャンしてウソを発見するサービスを提供している会社が2社ある。ひとつは「NO LIE MRI」という上手いネーミングの会社だ。ただし専門家はその技術について実証されていないと警告している。
一方でヘインズ氏はもっと効果的と思われる方法を開発中だ。脳を読み取り、あなたが何処へ行ってきたかを言い当てるのだ。へインズ氏はビデオゲームを使った実験を見せてくれた。まずバーチャル世界のお家の中を私にたどらせた。
[ヘインズ氏]「そしてあなたがその家の中で見た物と、見てない物を当てて見せます。脳の活動を読み取ることであなたがその外界物を実際に見たかどうか、判明します。」
[司会]「警察が空き巣の犯人を取調べるのに使えるかもしれないわけですね。」
[ヘインズ氏]「ええ、ある人がアルカイダの訓練キャンプにいたことがあるかなんてこともわかるようになるかも。」
[司会]「政府関係者が接触してきたことはありますか?」
[ヘインズ氏]「アメリカではないですね」

[司会]「世界では?」
[ヘインズ氏]「あー、はい、ドイツが・・」

[司会]「つまり彼らはそんな使い方も可能だと考えている人たちなんですね」

・・そして実際、使っている人たちもいる。インドで昨年の夏、ある女性が有罪判決を受けたが、それは彼女の元婚約者が毒殺された現場の状況を彼女は見覚えがあったことがEEG(脳の活動にともない生じる電気シグナルを読み取る装置)で、明らかにされたからだという。

[司会]「わが国の法制度では、このような装置を使ったテストを受けることを強制はできるのでしょうか?」

[ウオルピー氏]「すばらしい質問ですね。わが国の法制度はまだ結論を出してないんです。」

[司会]「我々には(何人も刑事事件において、自己に不利な供述を強制されないという条項を含む)憲法の修正第五条がありますよ。自分から罪を認める必要はないはずですが」
[ウオルピー氏]「ここが興味深いところなんです。憲法の修正第五条は法廷で被告が不利な証言を強制されるのを予防しているにすぎない。DNAや髪の毛のサンプル、血液などは被告に不利になるとしても、提出を強制できるんです。ここからが100万ドルに値する疑問です。私の脳をモニタリングし直接、脳から脳内情報を読み取った場合、それは証言となるのか、それともDNAや血液、精液その他の、私の身体から採取できる物と同じなのか」

[司会]「法廷はこの問題を避けて通れませんよ」

[ウオルピー氏]「ならば最高裁判所で争われる案件となるでしょうね。」

今のところ脳のスキャニングを強制することは不可能だ。なぜなら検査に協力してもらうには横になってジッとしていてもらわねばならないからだ。しかしこの条件も変わりうる。

[ウオルピー氏]「秘密裏にしかも遠隔から使用されうるテクノロジーも開発されています。数メートル離れたところから、あなたの前頭葉に光線が中てられ、反射波を受容した機械が思考を読み取る装置も開発される時代なのです。この技術がウソ発見機にも使えると言う科学者もいます。」

[司会]「レーザーポインターの赤い点みたいなのを、おでこに中てられていても、わからないということでしょうか?」

[ウオルピー氏]「ええ、空港で椅子に座り係官の質問を受けている間、気付かないうちにおでこに光線を中てられているなんてことも、今はまだできませんが、現在、実現に向けて取り組んでいるところです。
とても恐ろしいことだ。だが企業までもが装置を使って我々の心を読み取る世の中を想像してみてほしい。「光線」のほうはまだ先のお話としても、f-MRIは既に私たちが何を買いたいか解読し、それを売りつける方法を探るため既に使われているのだ。

この新しいビジネス分野はニューロ・マーケティングと呼ばれている。そのパイオニアの一人が神経科学者のジェンマ・カルヴァート女史で、ニューロセンスとも呼ばれているロンドン社の共同創始者でもある。

[司会]「依頼は多いんですか?」

[カルヴァート女史]「はい、例えばユニリーバ、インテル、マクドナルド、プロクター&ギャンブル、MTVViacomなどが顧客です」

彼女によるとこのビジネスはいま成長している分野で、この数年に見られたのは雪だるま式に伸びてきたということだ。

[カルヴァート女史]「たしか現在、世界に約92社のニューロ・マーケティング会社が存在していると思います」

しかし商業目的で人の脳をスキャンするのは倫理に反するのではと疑問視する専門家もいて、ニューロ・マーケターは買いかぶられているだけだと言っています。
[ウオルピー氏]「あなたが私の脳をモニタリングして“そうか!ポールはチョコチップ・クッキーが食べたいんだな!”と言い、私は“いいや”と言ったとしましょう。さて、あなたは私よりも脳を信用するのでしょうか?そうやって脳のほうを信用できるのは、脳のその部位の活動が顕著になっているときに必ずその人がチョコチップ・クッキーを欲しがっている、ということが証明されてからです。多くの人がやっていることは、ただ脳をモニタリングし何を意味しているか断定してるだけで、それが実際の行動に置き換えられるのかは実証していないんです。」

[司会]「恐ろしいですね。脳のスキャンを見せると、それだけで人は信用してしまう。せいぜい根拠らしきものでしかないのに。」
[ヘインズ氏]「まったくその通りです」

[司会]「脳のここが足し算と引き算をする部位です、とあなたはおっしゃいますけど、そんなこと本人もわかってるでしょ、と私は思ったんです」
[ヘインズ氏]「でも口では何とでも言えるわけです」

[司会]「・・ですよね!」
脳のモニタリング技術が進み、法廷、市場そして我々の生活の思いもよらぬ面で、それが実用化されていくなかでお伝えしておきたいのは「用心」しながら「用意」してほしいということ。

再びカーネギーメロン大学に戻る。ジャスト氏ら研究者たちは、やさしさ、偽善、愛などの脳内での痕跡を既に発見している。

[司会]「あっと驚くようなことですね、それになんか背筋がゾッとすることでもある」

[ゲスト]「人びとがそういう反応するのは、人間であることの本質的なものが丸裸にされるからだと思います。そうして我々を人間たらしめているものは結局、脳の活動パターンにつきるのです」

[司会]「なんか知りたくないような・・つまるところ・・すべては分子とかに還元されてしまうのかなあ・・」

[ゲスト]「でも私たちも生物の一種なんですよね。我々の身体は骨と肉から成っていて、脳は生きた思考マシーンなんです」

[司会]「どれくらい先かは知りませんが、いつか、ものすごく複雑な思考も解読できる機械ができると思いますか?“私はこれこれが大嫌いだ”とか“私がバレーが好きな理由は・・”とかまでわかってしまうような」

[ゲスト]「絶対できます。それも20年後と言わず3年いや5年後には」

[司会]「3年後ですって!?」

[ゲスト]「まあ5年後にしときましょうか(笑)」

(翻訳担当:n)

2 comments:

n said...

この番組に登場した神経科学者でニューロマーケティング会社の設立者でもあるカルヴァートさんのビデオがあります
http://www.youtube.com/watch?v=d4P1sSLDnEo
Neuromarketing Gemma Calvert

究極のプライバシーといえる人の頭の中までをもノゾキ見して、そこで得た脳内の情報を売り買いし金儲けする会社が現実にもうあるんです!

n said...

某ネット掲示板に張られていたコピーです
(以下転記)
************

少々、間違いがありました。

NEC府中工場製は、思考を読み取るだけのシステムのようです。
その他に、ターゲットの人の視覚を映し出す物もあるようです。


>67 名前:設計者投稿日:2001/04/07(土) 02:24
>私が設計したのですが、少々誤解があるようですね。
>まず、超音波を使用するとありますが、超音波ではあまりに解像度が荒くシナプスの動きを捉えることができません。
>赤外線を直接頭皮に当てると突き抜けて脳まで達し、反射波がシナプスの活動の状態により変調される
>という性質を利用しております。その変調された反射波を取り込み、コンピューターで処理して言語に変換します。
>つぎにもうひとつ誤解があるようですが、言語野だけでは人の考えは復元できません。
>人は考えてからその考えを言葉に直すようにできています。
>私の設計した機械は脳全体の活動を取り込みます。

>原理はこんなところですが、実現は大変でした。
>赤外線を頭全体に当てるのですが、当然かなり離れたところから一方方向からしか当てられないし、
>また反射波を取り込むのに関してもそうです。さらに反射波はとたんに減衰しすぐに隣の反射波と干渉します。
>そうなった状態の赤外線を取り込むわけです。

>取り込み方、照射の仕方、その後の処理、センサー等、れらの解決法が○秘なのです。
>私の知る限りIBMからは特許はとられておりません。
>大きさはフルタワーのパソコンくらいのものです。
>壁等は問題になりません。 だいたい600m位が最長の使用距離になります。
>当然赤外線を使用している関係上、炎天下では距離が短くなります。

>この機械は一台当たり2億3千万円で売っております。
>私は営業ではないためどれくらい売れているかはわかりません。
>値段が値段なだけに一般人に使用しているとは思えません。

>74 名前:設計者投稿日:2001/04/07(土) 02:47
>買った人がなににつかっているかまで責任もてませんな。犯人に言ってください。

>89 名前:設計者投稿日:2001/04/07(土) 14:48
>本日営業と話をしました。値段間違っていました。
>2億3千万ではなくて2億3千2百万でした。
>50台を1単位で販売しているそうです。
>顧客は主に軍隊だそうです。 また個人への売買はしないそうです。