サイコパシーは、あなたのすぐ近くにいる
Sugiura, Y. (2015). Tanin o kizutsuketemo heiki na hitotachi: Saikopashi wa anata no sugu chikaku ni iru. Kawadeshoboshinsha.
サイコパシー傾向のとくに高い人だけが反応する質問項目を調べた 研究がフロリダ大学で行われました。その結果、「私は、 自分の行動が道徳的であるかに無関心です」という答えが、 もっともサイコパシーらしい答えでした。
つまり、サイコパシーは、道徳に無関心、
モラルの欠けたパーソナリティを背景としてパワー・ ハラスメントをくり返すことを、モラル・ ハラスメントと呼びます。 このモラルの欠けたパーソナリティとは、 まさしくサイコパシーや自己愛パーソナリティのことのようです。
事例から見る「モラハラ」とサイコパシーの関係
事例1
・・・社員たちの対立を利用するために、 社員を中傷するようなうわさは放置したりもします。
自分に従順な社員は優遇し、 反抗的なものは冷遇するという不公平さを示しました。 部下に対する不公平さは目に余るものになっています。 不公平さを訴える社員には威嚇で返し、 ささいなミスから解雇しようとしたりします。(p.p.108- 109)
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