Ueno, M. (2012). Jisatsu no kyūwari wa
tasatsu de aru. Tōkyō: Kanzen.
I. 言葉の暴力
私が「自殺は他殺だ」と考えるようになった理由
女性が自宅マンションの9階から飛び降りて自殺した。女性は結婚しており、夫と二人暮らしだった。
通報を受け検死に赴くと、女性の体には飛び降り以外の擦過打撲傷や皮下出血が多数認められた。これは生前に殴られたり、蹴られたりといった、暴行を受けたことを意味している。
・・・事情を聞くと、直前に夫婦は痴話喧嘩をしており、夫がついカッとなって「お前なんか死んでしまえ」と言ったところ、妻である女性は「だったら死んでやる」と言って自分でベランダから飛び降りたのだという・・・夫婦喧嘩という言葉でごまかしてはいるが、夫は妻に対して、殴る蹴るの暴力を加えていたのだ。
だとすれば、これを単なる自殺と片づけてよいものだろうか?もし、執拗な暴力に耐えかね、そこから逃れる手段として女性が自殺という行為に及んだのだとしても、夫には妻の死に対する法的な責任はないものだろうか?・・・夫になんの責任もないとは言えないだろう。直接、殺害に関わっていないだけで、その背景は他殺に等しいのである・・・「勝手に自殺したんだ」「自分には関係ない」などという言い逃れは許されるべきではない。
・・・「なぜ、その人が自殺しなければならなかったのか」という原因をしっかりと追究することが不可欠である。自殺だからと言って、その死の動機が追求されず、真相が闇から闇へ葬り去られたのでは、この問題は永久に解決しない。
たとえば、事故で人が亡くなったとして、「事故だから仕方がない」「運が悪かった」と済ませてよいわけがない。なぜ事故が起きたのかをしっかりと追求し、再発の防止に努める。それが当り前である。
自殺も同様に原因の追究がなされなくてはならない。「自殺は他殺に等しい」と考え、警察が死の背景を捜査する。社会がそのように変わることで、自殺に対する国民の問題意識も高まり、予防につながる。(p.p. 108 -
110)
V.いじめと自殺の因果関係
誰がいじめと自殺の因果関係を判断するのか
いじめが問題となる度に出てくるのが「いじめと自殺の因果関係は不明」というフレーズだ・・・学校や教育委員会がこうした発言をするのは、おかしい・・・因果関係が不明かどうかを判断するのは、警察の仕事であり、裁判になればその判断は裁判所が行なうのであって、学校や教育委員会ではない。
・・・また、児童へのアンケートや調査の結果、「いじめがあった明確な証拠は認められなかった」というのも同様で、本来はこうした判断は学校とは別の第三者機関に委ねるべきである。
身内だけで調査して、勝手に「問題ない」と判断するのは、どう考えてもおかしい。しかもプライバシーの問題から、児童へのアンケートは公表できないというのだから、これでは都合の悪いことはいくらでも隠蔽できてしまう・・・義務教育中の児童が自殺したら、いじめの有無も含めて警察がしっかりと事実関係を追及すべきだ・・・。(p.p. 48 -
49)
いじめ自殺は他殺に等しいと考える
いじめ自殺の被害者は自らの意思で死を選んだのではない。いじめによって死に追い込まれたのである。直接、手をかけてないだけで、いじめ自殺の被害者はいじめっ子によって殺されたに等しい。(p.p. 60
-61)
上野正彦(2012)『自殺の9割は他殺である』
2 comments:
【原文】
Guess Who (Los Olivos, CA) #25 Feb 6, 2008
And don't kill yourself, I know you feel like it, I do, too, but please don't do it. You are far too important.
It should be the gangstalkers and cops and politicians who kill themselves and the landlords and lousy neighbors who kill themselves, but don't you do it. Please.
My son committed suicide and my daughter has made several attempts and partly from the gangstalking and partly because of losing her brother and I feel like it, too, it is horrible to lose a child and a horrible thing to live with day after day to know your son is gone and you can't see him or talk to him and I could lose both children if my daughter does it, too.
『拝啓 日本のギャング・ストーキング被害者の皆様』 ~カリフォルニアからの伝言
CONT'D
『拝啓 日本のギャング・ストーキング被害者の皆様』 ~カリフォルニアからの伝言
・・・このブログのタイトルをつけるきっかけになったのは英語圏の集団ストーカー(コインテルプロ/COINTELPRO)犯罪の告発サイトのコメント欄に上記のような書き込みを見つけたためです。今、日本で蔓延している集団ストーカー犯罪の元凶はアメリカFBIが考案したコインテルプロと呼ばれる権力犯罪(脚注1)にほぼ間違いありません。この事実を指摘する日本人が少ないのは、アメリカに住んで現状を直に見てないため単に無知か、あるいは報復を恐れ己の身かわいさに知っててとぼけている者が多いからでしょう。
被害者救済を目的とするNPOが発表した統計によると、集団ストーカー、エレクトロニック・ハラスメント(ハイテク凶器による遠隔からの陰湿な拷問)、および同じく遠隔から脳内情報を読み取る機器の悪用による犯罪のアメリカ国民の被害総数は40万人。これほど大規模で手口の統一した犯罪は、国家犯罪でなければ不可能であり、権力犯罪者らが首謀し、一般人にも集団ストーキング犯罪などに協力させながら、政府に都合の悪い言論、運動を行なう者や、この国家犯罪自体を告発する者を弾圧するため、税金でおこなっているとしか考えようがありません。
また、「対テロ・防犯パトロールのため」などと集団洗脳され、加害サイドに与する一般市民の数は、被害者数の数十倍は下らないのが相場です。この事実は、東ドイツで80年代まで行なわれていたシュタージによるまったく同様の国家犯罪を暴いたジャーナリズムの金字塔、Anna Funder著『監視国家』を読めば一目瞭然です。
つまり全米被害総数が40万人だから加害者は40万人の数十倍。したがって今や国民の大半がストーカーという、まさに「世界一病んだ」「集団ストーカー天国」のアメリカですが、筆者と同じく、この犯罪で親族を亡くされ、現在も苦しまれているアメリカ人被害者の皆さんのご無事とご健康を、そして遺憾ながら既に亡くなられた犠牲者(脚注2)のご冥福をお祈りし、ここに謹んでその書き込みの翻訳を掲載させていただきます。
名前:私は誰でしょう? (カリフォルニア州 ロス・オリボス) # 25 2008. 2. 6
・・それから皆さんは生きてください。死にたくなるのはわかります、私もですから。
でもお願いだから死なないで。あなたがたの命はあまりにも大切なのです。
自殺すべきなのはギャングストーカー、警察官、政治屋たちであり、そして家主や
近所の卑劣な連中であってあなたがたは死んではいけません、お願いだから。
私の息子は自ら命を絶ちました。
そして娘もまた、これまで何度か自殺未遂しています。ギャング・ストーキング被害と
兄弟を亡くしたことを苦にしてですが、死にたい気持ちは私も同じです。子供を失うのは
むごいことです。来る日も来る日も、もう息子はこの世にいない、もう見ることも話しかける
こともできないのだと思い知る日々を送るのは残酷なことです。これでもし娘まで
死んでしまったら子供を二人とも失ってしまうことになるのです・・・・
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