Hyodo, N. (2014). Nihonjin ga shiranai gunjigaku no joshiki. Soshisha.
浜岡、東海第二、柏崎刈羽原発が東京を無人の町に変える
「ジャンボジェット級旅客機が墜落して、激突したとしても、ビクともしない」と太鼓判が押されていたのは、原発の構造物のうちの「圧力容器」と「格納容器」だけであって、その外側の「原発建屋[燃料取扱棟]」には、ロクな「防弾力・防爆力」はなかったのです。そして、何かの力が加われば容易に飛散し、ガレキと化すような脆弱な壁の内側(それも、よりによって建屋のいちばん高いところ)に、使用済み燃料棒を冷却しながら貯蔵しておくプールが置かれていたのです。
このプールを、弾道弾ではなく、ありふれた「戦術ミサイル[対艦ミサイル、対戦車ミサイル、対空ミサイル等]」で破壊し、燃料棒のジルコニウム外皮を傷つけてやり、冷却水をプールから漏脱させてやり、あるいは冷却システムを停止させることは、わけもありません。
安価で、ありふれている戦術ミサイルが一発命中して爆発するや、ただちに、現代最兇のパニック物質であると証明済みの「沃素131ガス」が、周辺へ漂い出すでしょう(なにしろ東電社員すら現場を捨てて逃げ出したほどです…)。(p.285)
…日本の隣国の軍隊は、日本の領海のちょっと外側から、射程四〇キロメートルのいちばん安価な対艦ミサイルを奇襲的に発射するだけで、「沃素131パニック」を起こしてやることができるでしょう。(p.286)
Fukushima Reaktor 3 Explosion
浜岡、東海第二、柏崎刈羽原発が東京を無人の町に変える
「ジャンボジェット級旅客機が墜落して、激突したとしても、ビクともしない」と太鼓判が押されていたのは、原発の構造物のうちの「圧力容器」と「格納容器」だけであって、その外側の「原発建屋[燃料取扱棟]」には、ロクな「防弾力・防爆力」はなかったのです。そして、何かの力が加われば容易に飛散し、ガレキと化すような脆弱な壁の内側(それも、よりによって建屋のいちばん高いところ)に、使用済み燃料棒を冷却しながら貯蔵しておくプールが置かれていたのです。
このプールを、弾道弾ではなく、ありふれた「戦術ミサイル[対艦ミサイル、対戦車ミサイル、対空ミサイル等]」で破壊し、燃料棒のジルコニウム外皮を傷つけてやり、冷却水をプールから漏脱させてやり、あるいは冷却システムを停止させることは、わけもありません。
安価で、ありふれている戦術ミサイルが一発命中して爆発するや、ただちに、現代最兇のパニック物質であると証明済みの「沃素131ガス」が、周辺へ漂い出すでしょう(なにしろ東電社員すら現場を捨てて逃げ出したほどです…)。(p.285)
…日本の隣国の軍隊は、日本の領海のちょっと外側から、射程四〇キロメートルのいちばん安価な対艦ミサイルを奇襲的に発射するだけで、「沃素131パニック」を起こしてやることができるでしょう。(p.286)
2/3【兵頭二十八】質疑応答 こちらが本番? レベルの高すぎる参加者の質問 前半
3/3【兵頭二十八】質疑応答
3 comments:
アメリカ国防情報センターのユージン・キャロル司令官は、原発の軍事的な意味として、「敵地に核爆弾を持っていく必要はない。敵の核施設を手に入れたら、そこにすでに巨大核爆弾があるではないか。そこを通常爆弾で攻撃すれば核爆弾に変わる」と発言したといいます。
綱渕輝幸『超臨界: 暴発4秒前:ハイテク社会への警鐘』
もんじゅの漏出の二年前、私は北朝鮮コマンドの日本侵攻に対する対処要領を研究するために、敦賀や玄海原発に現地調査に出向きました。呆れたことに、日本政府にも電力会社にもデモレベルの対処法は用意されていても、外敵によるコマンドには全く無防備なのです。危機意識はまったくありませんでした。
北朝鮮特殊軍の幹部候補生の最終試験は、韓国と日本での具体的な工作活動です。こういう実戦を経験した将校率いるコマンドが九万人いるのです。
基本的に、国は国民を守りません(自衛隊は守ります!) 役所はなおさら守りません。大手メディアは政府、東京電力、経産省の味方であって、国民の味方ではありません。政府のインチキをあぶり出そうとする記者など大手のサラリーマン記者には皆無です。・・・こんなテレビや新聞を信じて損するのはあなたなのです。
自分の体は自分で守る。これが基本です。・・・自分の頭と情報力で判断しなければいけない「自己責任」の時代なのです。
『超マインドコントロール 日本人はいつまで騙され続けるのか!』池田整治
日本全国を自由に低空飛行することができる米軍機の一機が、訓練ルートから遠く離れた四国の伊方原発のすぐ横に墜落したことがありました(一九八八年六月二五日)。‥原発の真上を低空飛行して、[原発のすぐ背後の]山の斜面に激突した。尾根の向こう側に落ちた機体は大破し、乗組員七名が全員死亡しました。もしこのとき、機体が手前に落ちていたら、福島なみの大惨事になるところだったのです。…なぜこんな場所を低空飛行していたのか。‥前泊博盛さん(沖縄国際大学教授)は、ドキッとするようなことを言います。
「原発を標的にして、演習してたんでしょう」
…低空飛行訓練というのは、基本的に軍事攻撃の訓練ですから、演習には必ず標的を設定する必要がある。…「米軍機は、日本全土で低空飛行訓練をすることで、いつでも日本中の原発を爆撃できるオプションをもっている」
これは疑いのない事実なのです。(p.p.232-233)
矢部宏治『日本はなぜ、「基地」と「原発」を止められないのか』
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