Toyoda, M. (2009). Kesareta ikka: Kitakyūshū renzoku kankin satsujin jiken. Tōkyō: Shinchōsha.
その日も[連続殺人鬼]松永は、「態度が偉そうだ」「口の利き方が悪い」などと[被害者家族の長である]譽に因縁をつけ・・老いた体に[拷問用の誘電]クリップを取り付け・・電気を通している最中も、[親族会議で話し合わせた、譽の所有不動産への]仮登記の件で追及が続いた。
「言いだしたのはあんあただろ!」
「私ではありません」
「嘘つくな!」
松永は両手に持ったコードを瞬時に接触させ、譽は口を真一文字に結んで耐える。
「嘘ではありません」
「親族会議は盗聴してあるんだから、俺はその内容を全部知ってるんだ。俺のバックには盗聴も楽々できる大きな組織があると言っただろ」(p.p.138-139)
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