青山透子. Jal裁判 : 日航123便墜落事件. Tōkyō: 河出書房新社; 2022.
一九八五年八月一二日に墜落した日航123便のボイスレコーダーとフライトレコーダーは、八月一四日に墜落現場の群馬県上野村御巣鷹の尾根山腹斜面下五〇〇メートルの沢で発見された。そしてその日の深夜、午前零時半に設置された運輸省(当時)事故調査委員会事務局で保管された。当日の記者会見において、再生装置や特殊電源が必要であるため、解析開始は一六日以降になると発表された。ところが未解析であるにもかかわらず、『毎日新聞』(一六日付)が後部圧力隔壁破壊説という飛ばし記事を出した。その直後にボーイング社はそれを否定し、日本航空も社内で独自にコンピュータによる解析を行った。その結果を受けて一九日に河野宏明整備部長が科学的根拠に基づき、「何らかの外力で垂直尾翼が折れ、それに伴い隔壁が傷ついた可能性」を記者会見で発表した。この時すでに、後に発表された事故調査報告書の付録研究資料に書かれている「異常外力の着力点」の存在を日本航空が示唆していたことになる。
ところが、日本航空が外的要因の可能性を発表した翌日、運輸省の大島航空局技術部長が、圧力隔壁に重大な絡みがあると、何の根拠もないまま発言している。まだボイスレコーダーやフライトレコーダーが解析途中であり、この発言には政府側がもっていきたい方向性が表れている。しかしこれも次の日、現場で実際に出向いて調査を行っている事故調査委員の「隔壁に大きな穴はなかった」という発言で否定されている。いずれも各社新聞報道に明確に書かれている。(p.p.76-77)
現物のボイスレコーダーに基づいて作成されたはずの事故調査報告書では、聴き取り不能という理由で意味不明の箇所が随所にあり、果たして聴き取りにくいほどの雑音が入っているのか、または航空自衛隊が分析と称して、後から加えた雑音なのではないだろうか、という疑念が存在する。なぜならばいくら損傷が激しいといっても、その心臓部にある録音テープは、耐熱や耐衝撃構造のカプセルに収納されており、1100度の温度で三〇分間、1000Gの衝撃に0.011秒耐え、海水、ジェット燃料の中に48時間おかれたとしても浸らないのである。従って、過去様々な航空機事故のボイスレコーダーは、日航123便よりも苛酷な状況下にあったものも多数あったが、それでも突然会話の途中に雑音が入ることはなく、日航123便のボイスレコーダーだけが雑音が多いというのはそもそも不自然である。操縦士たちの会話の背景音も一定のままずっと継続した音が録音されているのが通常だ。
...特に、当該飛行機を操縦していた自衛隊出身の高浜機長の会話に、全体の流れから考えても不明な部分が多く見られる。不都合な部分を雑音で聴き取れないよう意図的に作成したものを公表して、世間に知られたくない会話を隠していると言われても仕方がない。
日航123便墜落事件以降は、[日本航空幹部候補生の新入社員教育として]この自衛隊への入隊研修が突然行われなくなった、という。...驚くべきことに毎年続いてきたこの訓練がなくなったきっかけが、日航123便であるというのだ。
その時の新入社員の教育担当者から出た言葉は、きくところによれば「日航123便墜落は自衛隊がやったのである。だから今後、自衛隊体験教育は行わない」という衝撃の事実であったそうだ。
(p.80)
結局のところボーイング社の売り上げは、1985年に過去最高となって、最高益を上げた、...『日本経済新聞』には、大量の死者が出ても最高益、という皮肉な見出しの記事が掲載された。一方、日本航空は、一時的に株価が暴落したが、政府が所有する株式放出と民営化の思惑によって、こちらも株価が1985年度末に最高値となっている。(p.84)
それにしても、どこに修理ミスを犯した会社の軍用機や民間機を大量に購入する国があるだろうか。しかも、日本政府は、ANAにまでボーイング社を購入するように働きかけた。
(p.83)
3 comments:
Yahoo知恵袋
照見五蘊皆空 度一切苦厄さん
質問者2020/8/8 22:03
返信りがとうございます。
123便関連質問には、明らかに工作が疑われる事故調報告書信者が多数出現しますので、全てblに入れました。しかし時には、良い回答もあるのですが、なぜか取り消されます、先程も、米軍機からのファイアビーリモートコントロール説?に繋がる(我が意を得た)回答をされた方がいましたが、すぐに消えました。残念です。取消削除のリスクはありますが、後で回答リクエストしてみたくなりました(hpfさんという人)
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q11229583916
Yahoo知恵袋 照見五蘊皆空 度一切苦厄さん 2020/8/10 4:32
【御巣鷹山123便事件】1980年代における無人偵察機やファイヤービー等の製造国は
主に米国だったのですか? 国産品の実用化も進められていたとしても
外国製品を買わされることもあったのですか?
8/8に123便関連質問に回答された中で取り消された内容に
重要な内容があったと思えるのですが、他にもファイヤービー等のリモートコントロールに関して、お詳しい方がいれば、どうぞ御願い致します。
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q12229795207
Yahoo知恵袋 ID非公開さん2020/8/12 8:04
前橋地検の山口悠介検事正は、原告の遺族たちに、異例の説明会を開催し「事故原因をぎりぎりまで追及すれば戦争になる」などと発言をしています。
必死に操縦した佐々木 祐副操縦士の御母様が、息子は戦死したと述べてますし、佐宗 邦皇氏も戦死してます。 貴方も戦死したいのですか ?
ニューヨーク報道は「離陸3分後問題発生」としており、高濱機長も、18時25分20秒頃から日航社内無線(カンパニーラジオ)レポートで、先輩のベテラン機長(ディスパッチャー)と操縦輪と機体の反応がおかしい点を話し合ってますから、離陸してから直ぐでも戻れる見込みは無かったのでしょう。
戦死する迄の経過は ?
1985ー8/15 「操縦不能」 5回も反復(朝日新聞) より
1回目 駿河湾上空 海上から東へと右旋回努力時。
2回目 横田基地着陸努力時。
3回目 横田再基地着陸努力時。
123便が入間基地上空で目撃された(朝日新聞社「日航ジャンボ機墜落」P.41)
4回目 奥多摩日原 強制山岳地帯へ左旋回前。
5回目 長野県川上村レタス畑不時着努力時。
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q12229795207
マインドコントロールと殺人・遺棄致死事件
「信頼関係を築いて相手の弱みを握る」
「人間関係を破壊し孤立させる」
「共犯関係の構築による罪の意識の植えつけ」
「情報操作によって恐怖心をあおる」
(p.117)
西田公昭 『マインド・コントロールの仕組み』
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