Sunday, December 19, 2010

半サイボーク十種:テレパシーからマインドコントロールまで


   海外メディアの報道によると、アメリカ国防総省は、未来の兵士をより早く、より強く、より戦闘能力を備えさせようと、電子人間など未来科学のテクノロジーをとりいれている。いわゆるe-man部隊とは、よりすばやい目、敏感かつ湾曲できる腕、ものをつかめる義足などを供えた電子人で構成される。e-man部隊は、ロボット技術、ナノテクノロジー、神経科学、その他関連科学の助けを借りて、実際の戦場に登場することになるだろう。以下は、それらのうち、もっとも良く見られるe-man技術だ。


1神経コントロールできる義足・義手.













米国防総省先進研究プロジェクト局の「革命的義肢」計画は、DEKA社が政策した義手のように、十年以内でこれまでの世界最先端の義肢技術を変えている。これらの義手は線を通じて手足の指を動かすことができる。次のステップとして、人体の神経信号に答えられるような完全な神経システムを備えた義手ができるだろう米ホプキンス大学の科学者らは、今年、人体で義肢モデルを実験することにしている。マイクロアレイを大脳に植え込み、ユーザーは思考によって、指をばらばらに動かせるかなど、義肢の動きをコントロールすることができるかどうか見てゆく。

2.マインドコントロール



















アメリカ国防総省は、何年にもわたって人間―コンピューター知能融合研究(BMIのことです)に資金援助している。これはコンピューターを感応ユニットの中間媒体として、離れた場所にいる部隊が、話をしなくても情報を交わせるというものだ。昨年、米国防総省の高級研究計画署は「無声通話」計画を開始したが、これによると、まず脳波計測器で大脳が発する脳波を読み取り、次にこれを解析して、いわば脳波辞典を作成する。その後、この「辞典」を元に、実際に人が発する脳波を読み取り、翻訳し、翻訳された言葉を相手の大脳に届けるわけで、テレパシーに似た「無声通話」の実現だ。このようなテレパシーで考えを伝える技術は、マインドコントロールにも使用可能だ。


3.警察ネズミ(マウス・ポリス)

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米・国防総省は、サメを爆発物探知器とするなど、いくつもの動物の「兵力」研究プロジェクトに資金を出している。非常に敏感な嗅覚と、特に小さい体をもったネズミは、警察犬に代わって、爆発物や、生物化学兵器を察知したり、災害被災者を見つけだす仕事をするだろう。もちろん、マウスの大脳にはそれにふさわしい電極を埋め込む必要がある。国防総省の資金を受けたフロリダ大学では、ネズミの大脳の三箇所、嗅覚領域、意欲領域、動作領域に電極を埋め込み、そこに刺激を受けたネズミを、TNT爆薬など対象物を探すように訓練した。科学者らは、この一連の実験の中で、異なる匂いをかぎつけたネズミが特殊な脳波を描くことを発見した。最近、日本の科学者はいわば「ネズミ・カー(車)」を発明したが、科学者らはネズミの大脳に電極をインプラントすることによって考えをコントロールし、小型の車や機械設備をコントロールすることができる。

4.ロボット外骨格

 
ロボットの装備を「着る」ことができれば、戦闘部隊の戦闘力と忍耐力は大いに向上する。アメリカのレイセオン社が新しく開発した、爪付きの「レイセオン・サルコス」モデルは、装着した兵士の力と忍耐力を平常の20倍に高めることができる。ロッキード。マーティンのHULCモデルを装着すれば、200ポンド(約91キロ)の重さの物体を軽がるともちあげることができる。このモデルは、もっと体力がいる任務でも、エネルギー消耗量は少なくてすむ。現在、アメリカ陸軍の兵士システムセンターが、このロボット外骨格の試験を行っている。

5.コンタクトレンズ



次世代のコンタクトレンズは、センサー、アンテナ、半導体回路、発光ダイオードなどから成り、火器の照準や文字によるメッセージなど、重要な可視化データを装備することができ、ただちに目の中に表すことができる。ワシントン大学の科学者たちは、すでにウサギを使った実験を始めている。次のステップは、コンタクトレンズの色素数と色彩効果を高めることだ。戦場においては、このレンズは兵士の健康状態―血糖値や心拍数などのモニターとしても応用することができる。

6. テレパシーロボット


将来、兵士たちはボタンを押したり、引き金を引いたりではなく、テレパシーを通じて、あるいは一種の大脳―コンピュータの相互コントロール武器によって(BrainMachine Interfaceのこと)、意思を通わせることができるようになるかもしれない。科学者らはもう何年も、サルを使ったBMIの実験を行っているが、デューク大学の神経科学の専門家は、米国防総省の援助のもとで、サルの大脳の神経細胞に電極を埋め込み、電子化したサルが機械の手を使って自分にバナナを食べさせる訓練をしている。

. 人工血液

 
将来、実験室で生まれた万能の人工血液が、外傷治療に使われるようになり、血液不足の問題を解決するかもしれない。国防総省先進研究計画署の資金を受けた、アメリカの生物技術企業、Arteriocyte 社は、最近、臍帯の造血細胞を利用して、初めての人工血液を作りだした。


. 脳インプラント

 
電子テクノロジーを使っているのは現役部隊だけではない。イラクとアフガンの戦場から帰還した兵士のうち、10%から20%が大脳に損傷を受けていた。彼らは将来、大脳機能を修復するためにインプラント手術を受けることになるかもしれない。スタンフォード大学とブラウン大学のチームは、米国防総省先進研究計画局の援助のもと、受傷した脳機能を代替できるような脳インプラントを開発中だ。

. リモコン昆虫

 
リモート・コントロールのカブトムシ、蜜蜂が軍事目的に利用されようとしている。アメリカ国防総省は、蛾を利用した試験を補助している。これまでも、ジョージア理工大学では、どうしたら蛾をもっと長く活かせるかを研究してきた。幼虫期の蛾の大脳にMEMS(マイクロエレクトロメカニカルシステム)とマイクロフォン、センサーを植え込むと、成長段階でこれらのインプラントは昆虫の成長につれて融合し、一体化してゆく。これらの蛾は、リモートコントロールを通して、人間ができない仕事―秘密スパイや生化学毒物の探知などを行うことができる。



10. 人工皮膚

 
人工皮膚組織はすでに外傷治療に使われている。しかし、今年初めからスタンフォード大学の科学者たちが開発した人工皮膚は本物だ。それは、蝶がそっと触れても感知できるほどの敏感さを備え、柔軟性のある薄いゴム、ナノ繊維、電極などを使用している。電子人間にも仕えるし、特に敏感性が求められる義肢、ロボットの腕や手などにも使える。



(翻訳者:『大量監視社会』の著者 山本節子さん)

        出版社 http://www.tsukiji-shokan.co.jp/mokuroku/ISBN978-4-8067-1361-6.html 

Friday, December 17, 2010

Eric Alterman他, "What Liberal Media?"

【ギャングストーキング犯罪が報道されない理由】

(メディア企業の)オーナーこそが自分の会社がどの程度の利益を上げるべきか決め、そしてどの程度、高額のあるいは低額の報酬をジャーナリストに払ってどんなクオリティレベルを維持するかを決めるのです。
--Tom Johnson, Excellence in the News: Who Really Decides.

他の社会でもあらゆる側面でみられるカネの威力を考えればわかるが、ニュースの内容を決定する過程でこれらのエグゼクティブがカネの威力に左右されないだろうと思うのは、あまりに無邪気で幼稚でナイーブな考えだ。
 AOLタイムワーナーのレヴィンとケイスは2001年、
合わせて24千百万ドルを懐にし、ディズニーのアイスナーは
73百万ドル稼いだのだ。
--Crain Communications, Top Executive Salaries for Major Media Companies, 2001.

 これだけの額を稼ぐ人が、(英語で)俗に言う「安楽なものを苦痛に、苦痛なものを安楽にする」ために、財界・政界の不正疑惑を本気で積極的に調べるジャーナリストを派遣するということなどあるのか、どうか自問してみていただきたい。
 --Eric Alterman, What Liberal Media?  

  メディア組織が直面している問題は収益を保てるかどうかではなく、
ジャーナリズムの体を保てるかどうかのレベルなのです。
--Harold Evans, Good Work

 

以上アメリカの大学図書館の英語文献から抜粋(翻訳者:n)



There is no such thing at this date of the world's history, in America, as an independent press. You know it & I know it... The business of journalists is to destroy the truth, to lie outright... We are the tools of rich men behind the scenes. We are jumping jacks, they pull the strings & we dance. Our talents, our possibilities & our lives are all property of other men. We are intellectual prostitutes.
--New York Press Club 1953, Journalist John Swinton

The watchdog media in America, as they like to portray themselves, appear to be more like lapdogs to their corporate owners. It is especially intriguing that none of America s major watchdog media show much interest in determining who owns the corporations which control the media and the nation.
--Rule by Secrecy, Jim Marrs

『情報操作のトリック』 川上和久

<<情報操作の類型>>

1.NAME  CALLING : 攻撃対象の人物・組織・制度などに憎悪や恐怖の感情を訴える、
           レッテルを貼る
2.華麗な言葉による普遍化 : 権力の利益や目的の正当化に使われる
3.転換:権威や威光により権力の目的や方法を正当化する
4.証言利用:尊敬・権威を与えられている人物を用いる
5.平凡化:大衆と同じ立場にあることを示して安心や共感を引き出す
6.いかさま:都合の良いことがらを強調し不都合なことがらを矮小化したり隠したりする
7.BAND WAGON:皆がやったり信じていることを強調し大衆の同調性に訴える

 (p.88) 参照

【ガスライティング犯罪者の手口を見極める参考にしてください】

Friday, December 3, 2010

Stalking Victimization in the United States

By Katrina Baum, Ph.D., Shannan Catalano, Ph.D.,
and Micheal Rand (Bureau of Justice Statistics)
Kristina Rose (National Institute of Justice)

Bureau of Justice Statistics(米司法省管轄)のNational Crime Victimization Surveyによる特別レポート。このレポートでは、ストーキング被害者へ行った調査の各質問に対して詳細な数値とともに結果を表示、加害者に関しての項目事項もあり加害者像も分析しようとしている。
January 2009, NCJ 224527

以下レポートより一部抜粋。


12か月という期間中、およそ18才以上のストーキング被害者340万人に調査を行った。SVS(The Supplemental Victimization Survey)は、7タイプのハラスメント、またはストーキング被害者が加害行為と感じた迷惑行為を突き止めた。
SVSは以下のストーキング行為を評価した。

・迷惑な電話をかける
・不要な勧誘または迷惑な手紙やメールを送る
・つきまとう、または被害者について調べる
・道理の通らない理由をつけてどこへでも現れる
・被害者を待ち伏せする
・迷惑な品、プレゼント、花を置いていく
・被害者についての情報を投稿、または噂をインターネット上、実社会、または口頭にて広める


これらを個々で見るぶんには犯罪的ではないと思われるが、集団的そして繰り返し行われることによって、これらの行為は恐怖を感じる被害者を生み出し、彼らの安全性、または彼らの家族へ対する安全性を心配させるようになるだろう。
これらの行為は、この調査においてストーキングの骨格である。連邦政府、全50州、DC(the District of Columbia)、そしてアメリカの法律が適用されているアメリカテリトリーにおいては、ストーキングである犯罪行為であり、定義されているストーキング行為の要素が、各州によりことなる意見だとしても。


ストーキング被害者は警察などの機関において異なる対応を受けている。
ストーキング被害について接触を取った場合、ごく一般的な警察の対応は調書を取る。半数以上の警察官は、ストーキング被害の件で訪れた時に調書を取った。
17%の警察官は自己防衛のアドバイスを与え、8%の警察官は犯人を逮捕した。
20%近くの被害者は、警察に接触しても何の行動も取らなかったと回答。
例外的に6%が司法手続きにおいて警察が助けになったと回答。

Katrina Baum, Shannan Catalano, Micheal Rand, Kristina Rose (2009)


下記アドレスより引用
http://www.multistalkervictims.org/svus.pdf