Showing posts with label Mind Control. Show all posts
Showing posts with label Mind Control. Show all posts

Wednesday, February 4, 2026

玉城健一 『実話 集団ストーカーに加担する悪党警官の実態』

玉城, 健一, & Tamaki, K. (2024). 実話集団ストーカーに加担する悪党警官の実態 : 真面な人間を精神病者に仕立て上げる方法. Tsumugi shobo.

 私が受けた嫌がらせは、第三者から見るとただの偶然にしか見えず、とても嫌がらせには見えない。彼らが利用した嫌がらせは、専門家の間でガスライティングと呼ばれている手法で、証拠を取るのが難しい方法だった。(p.2)

私が警察官時代に聞いた話では、公安警察の仕事はスパイやテロリストなどの監視が仕事だが、田舎の警察署の公安担当者は、監視対象となる人物が少ない又はいないため、時間を持て余し暇である。そのような場合、監視する必要のない一般市民の中から適当に監視対象を決めて、監視練習(ネットの閲覧履歴、通話履歴、部屋の盗聴、ゴミの持ち去りによる生活パターンの把握と個人情報の入手、尾行などによる行動パターンの把握など)を行うこともあるという。私は、この監視練習となってしまった。このような行為は、本来の監視対象ではない一般市民に行なう行為のため、警察による人権侵害と職権乱用罪になる。
この本を読んでいるあなたは、他人事のように思っているかもしれないが、あなたも監視練習の対象になる可能性は十分にある。
…本書によって、本当の悪党に立ち向かう勇気をもってもらいたいと思う。(p.p.3-4)

この悪党警官は集団ストーカーどもを操り陰険なやり方で私に嫌がらせを仕掛けてきた。彼らは、嘘や誇張した情報を世間に流し、私を悪人に仕立て上げようとした。しかし、本当の悪党は、世間を騙し善人の仮面を被った彼らの方なのだ。最終的に私は彼らを撃退することに成功した。この本にその過程を詳細に記した。忘れないでほしいのは、彼ら悪党どもは、嬉しいことを嬉しいと感じ、悲しいことを悲しいと感じ、怖いことを怖いと感じる、私たちと同じただの人間だということである。本書によってあなたは集団ストーカーに打ち勝つことができるし、警察による監視練習の対象となってしまった時の対抗策も知ることができる。

〇私が行なった集団ストーカー撃退方法は、絶対に他言無用でお願いしたい。貴方が死んであの世に行っても秘密にして欲しいのだ。もし、貴方が約束を破ったら、私は貴方を一生恨みます!。この言葉が、本を使った貴方への脅迫状だと言われても仕方ないと思っている。そして、覚悟がある方だけ、このお話の続きを読んでもらいたい。(第三章 悪党抹殺計画より)
〇日常動作を悪用し相手をノイローゼにする方法
〇真面な人間を精神病者に仕立て上げるには
〇加害者にもかかわらず、被害者になりすまし周囲を誤魔化す方法
〇警察官は聖人君子ではない!悪い奴もいるよ!
〇無知に付け込み市民を脅迫する警察
〇仕返し目的で職権を乱用する悪党警官
〇嘘だろ!警察は納税額で悪党か善人かを決める
〇ど暇警察による市民監視練習の実態
(Amazon.co.jp)

Sunday, August 17, 2025

藍原寛子 『フクシマ、能登、そしてこれから』

 Aihara, H. (2025). フクシマ, 能登, そしてこれから : 震災後を生きる 13人の物語. 婦人之友社.


「風評被害」への異議―あきらめない

今、水戸さんは、国や電力会社、行政が「風評被害」という言葉で市民の言論を封殺しようとしているのでは、と懸念する。18年8月、福島原発の汚染水海洋投棄を議論する経産省の公聴会が郡山市で開かれた。水戸さんは意見発表人として出席、主催者側が会の冒頭で使った「風評被害」という言葉を、「放射能に対する不安や議論を封じ込める言葉だ」と指摘した。(p.93)

「現場に足を運ぶこと」の重要性

福井県の敦賀、美浜の原発が林立する地域を通り、その先々で地元の人から直接、原発の話を聞いた。
興味深いことに、複数の人と一緒に会っても誰も意見を言わない。ところが1人に個別に会って話を聞くと、ボソボソと本音を話しだした。何度か通ううちに、敦賀市の僧侶で反原発運動に携わる立花正寛さんに会う。立花さんは「長い間坊主をやっているけれども、がん患者以外の葬儀はしたことがない」と語った。立花さんは夜、門徒さんたちから話を聞く機会を設けてくれた。すると、彼らは次々に「うちの息子が取られてな」「うちの息子も取られた」と悲しげに語った。「取られた」という意味を尋ねると、「電力会社に息子が殺されたという意味だ」と打ち明ける門徒さんたち。
…さまざまなことを教えてくれた立花さんも、がんのために亡くなった。
(p.p.196-197)

活断層のリスクを軽視しない

北野さんは24年5月の志賀原発廃炉訴訟の口頭弁論で、原告団長として「志賀原発周辺は大きな活断層だらけ。珠洲原発同様、建ててはいけないところに建ててしまった」と活断層評価や避難計画の問題点を指摘した。 
「…能登半島地震で、かなりの人が『もし志賀原発が動いていて事故が起こったら、閉じ込められ、見放されたまま被ばくするかもしれない』と危機感を抱いた。原子力ムラは巨大でしぶとい。でも住民が自分の問題として捉え始めている」。
(p.223)

のと、と、ふくしま、と

珠洲市狼煙町で、発災後、住民が農家のビニールハウスに集まって避難生活を送った地域を訪ねた。
…ビニールハウスで生活した1人の高齢の女性が、私の車の「福島」ナンバーを見つけて、「福島からきたの」と驚いた。
…その女性は、周りに誰もいないのに小声になった。「私はあの時、[珠洲]原発に反対したんですよ。私ら、原発に反対した人たちは、計画が凍結されてからもいっぱい嫌がらせを受けました」。元日の地震直後、この地域も孤立集落になった。(p.p.224-225)

Wednesday, July 9, 2025

Stout, M.『良心をもたない人たちへの対処法』

Stout, M., & Akiyama, M. (2023). 良心をもたない人たちへの対処法. 草思社.

ソシオパスを定義づけるもの

 サイコパスもソシオパスも同じ意味でよく使われているのだ。いずれも良心が欠如した個人でありそうした者のなかには暴力的な傾向をもつ者がいれば、そうでない者がいる。
(p.32)

司法の目さえあざむく

彼らの多くは、普通の人たちと同じように、投獄や死刑の宣告など望んでおらず、そんな状況に追い込まれないように注意している。恋人を破産に追い込んだり、同僚の経歴を台無しにしたり、あるいは、無防備な人の心に生々しい傷を刻み付けることに比べれば、殺人の場合、犯行が発覚する公算ははるかに高く、厳しい断罪から免れるのは難しい。罪悪感がないので、行動を制限する心の仕組みはもちあわせていないが、彼らは彼らで抜け目なく計算している。
…通常、ソシオパスが直接的な暴力に及ぶのは、社会の目から隠れて行える家庭内においてだ。…家庭内暴力は起訴されても立証が難しく、そもそも起訴されるケースが少ないので、ソシオパスにとってはブレーキもかかりにくい。

刑務所はソシオパスであふれていると思われがちだが、これも事実と異なる。それどころか、犯した行為で逮捕・投獄されたソシオパスの例はむしろ珍しいくらいなのだ。ソシオパス(と彼らの被害者)について調査を進める研究者は、現在の法律体系では彼らの犯行を漏れなく捕捉することはできない現実を突き止めた
アメリカの刑務所に収監されている者のうち、ソシオパスは平均で二〇パーセントにすぎない。

…多くの人たちにとって、生きることは真摯に向き合うべき営みで、その最大の見返りは他者の愛であり、人との結びつきだ。
だが人を愛せない人間がこの世にはいる。人みなすべてが良心をもっているわけでもない。それどころか、良心をもたない人たちという限られた少数派は、人に苦しみをもたらし、苦しみにあえぐ相手の姿を楽しんでいる。(p.p.38-41)

ガスライティングは、被害者自身が自分の正気を疑う心理的虐待の一種で、この名称は一九四四年に公開された映画『ガス燈』に由来している。
…ガス燈は劇中で使われているトリックのひとつで、家のガス燈を明滅させ、これは自分の妄想なのだと妻に思い込ませていく。第三者から見ると、ガスライティングという心理的虐待のもっとも痛ましい点は、一見すると無意味な手口であるため、第三者からすれば、被害者が漏らす不満があまりにも奇妙で、被害妄想じみたものに思えてしまう点にある。そのため、被害者が脅えている危機状況がまったく信じられなくなってしまうのだ。(p.p.120-121)

閉鎖系”の関係にはびこる職場のソシオパス

職場のソシオパスに見られる特有の行動

・被害者をほめそやす
・自分を大きく見せようとする
・親切で役に立つふりをする
・誘惑しようとする
・嘘をつく
・他人に過大なリスクを負わせようとする
・他人の共感を得ようとする
・他人のせいにする
・脅して自分の意に沿わせる
・血も涙もなく平気で人を裏切る

…[被害者側には]挫折感や徐々に希薄になっていく自己肯定感、他者を信頼する能力の大半が失われ、自分さえ信じられなくなるという、ソシオパスに翻弄された者ならではの様子がうかがえる。

職場において、精神的な疲れを強いられる、不安定な閉鎖系〔当事者しか知らない孤立した状況〕におちいっていたら、閉塞した関係の風通しをよくするため、少なくとも外部の誰か一人以上に現状を打ち明けておくことをおすすめしたい。
その場合、打ち明ける相手は、会社とは無関係の親しい友人や家族、あるいはセラピストでもかまわない。話す際にも「ソシオパス」などの専門用語を使う必要はまたくなく、職場でいま起きていることを話すだけでいい。

また、自分の窮地に対して、相談相手がただちに解決策を教えてくれるとか、自分と同じ意見であると期待してはならない。…外部の声をインプットして閉鎖系を押し開くことはなによりも大切だ。第三者に事情を話し、話を聞いてもらうことで動揺は鎮まり、何が起きているのかについて、それまで以上に客観的に考えられるようになる。心に余裕ができれば、ソシオパス特有の行動パターンが見極められるので、こうした関係に自分をおとしいれた相手の正体が明らかにされるかもしれない。
(p.p.120-125)

職場のソシオパスから自分を守る五つの原則

⑴ 心のプライバシーを守り続ける
攻撃してくるソシオパスに対し、相手の願い通りに怒ったり、脅えたり、うろたえたりする姿を見せてしまうと、彼らの支配欲をますます高めてしまう。彼らは被害者の脅えを糧にしているので、被害者が苦しむほど彼らの人心操作は激しくなる。望みは被害者を”支配する力”であり、うらうぃかいて剝き出しになった被害者の素の心を見て楽しんでいる。それだけに心のプライバシーを守り抜くことができれば、彼らは期待通りの結果が得られない。

冷静を保つことがなにより大切だ。感情のコントロールができないなら、動揺が表情やしぐさに現れないようにする。…何をされても動揺しない事実と、彼らの問題行動こそ社員全員の目標に対する障害だと自分は考えているという警告を与える。

⑵ 何をすべきか十分に考えたうえで判断する

ソシオパスの問題に直面して、会社にとどまって最後まで戦い抜くのか、あるいは自分の生活を台なしにする会社から離れるのが望みなのかきちんと考える。…自分の事情を最優先し、できるだけ早く会社を辞めることは卑怯なことではない。身の安全と自分が愛する者たちに対する責任を果たすこともまた、正しい判断なのである。 

⑶ どのような手順で進めていくのか

まず、彼らの行動は徹底して記録に残しておくことである。
…告発者を敵と考えるソシオパスは、相手が不在のときをねらい、十中八九、あなたの備品を盗み見ようとするはずだ。…仕事に関係のない私信などの書類はひとつ残らず会社から引き揚げることを忘れてはならない。無難な私物にすぎないが、他人の個人情報を悪用する手口に長けているのが彼らなのだ。

⑷ 私情は交えず、会社の利益を訴える

会社の上層部に近い役職者との面談を設定する。…人事部や直属上司を通したりしていては、ソシオパスの息がかかった者を相手に交渉する可能性が高まる。
私情は交えずに話を進める。自分の利益を求めてこの場にいるのではない。大きな犠牲を強いる組織内の問題について知らせ、その解決を提案するためにここにいるのだ。個人的な感情は控え、自分の被害者意識も訴えてはならない。
…また、「ソシオパス」などの心理学用語ではなく、誰にでもすぐに理解できる、明白でありきたりの言葉を使って話を進める。「話に嘘が多い」「仕事をごまかしている」「嫌がらせが絶えない」「人をだまそうとする」「人を操ろうとする」「ものがなくなる」などのような、彼らの不誠実な言動がこれほど大きな損害を会社に及ぼしているのか、その点に沿って話を進めていく。

⑸ 「会社の対応」をふまえて身のふり方を考える

 会社がなんらかの対策を講じ、ソシオパスを封じることができれば苦労した甲斐もあるので、その意志があるなら、会社にとどまって仕事を続けていけばいい。
しかし、進言に対して会社がなんの反応も示さず、ソシオパスへの対応を個人の問題のままにしておくなら、この会社は人生の貴重な時間を捧げるのにふさわしい場所かどうか判断しなくてはならない。…あなたはソシオパスには支配されておらず、彼らの罠にはめられたわけでもない。自分の意志にしたがって会社を辞めることで、心のプライバシーを守り、自分自身であり続け、平穏な毎日にふたたび戻るため、前向きな行動を起こしたのだ。
(p.p.130-137)

ソシオパスの戦意をそぐ「無関心メソッド」

{ソシオパスは}絶えずつきまとうこの退屈をなんとかしようと、刺激と高揚感への渇望がかき立てられていく。こうした状況のもとでは、あなたこそ退屈をまぎらわす格好の気晴らしなのだ。
…相手が脅したり、挑発したりするような言動を示しても動揺したそぶりは見せず、まったく気にしていないふりをして応じるのだ。もちろん内心では尋常ではない動揺を感じているはずだ。…しかし相手の前では、気にしていないようにふるまい、話を交わさなくてはならない。警戒心や恐怖心、あるいは怒りを悟られないよう、まったく無関心を装うのだ。
…被害者の警戒心や恐怖心、怒りとは、ソシオパスにとっていわば心理的なドラッグなのだ。相手がこのドラッグの中毒者なら、被害者がやることは、相手のハイな気分を台なしにしてやればいいのだ。
…気持ちがすぐに表れてしまう人でも、多くの人たちがこの方法を実に効果的に使ってきたので、どうか安心してほしい。動揺が表に表れないようになるにはいささか練習して慣れておく必要があるが、準備すればまちがいなく実行できる。
(p.p.180-181)

ソシオパスはなぜ専門職に多いのか

良心をもたない人のなかには、社会的な評価というきらびやかな衣装をまとうことで、ほかのソシオパスより巧妙に正体を隠している者がいる。
…ひとつは、わたしたちには立場と肩書に応じて人を値踏みする傾向があるか点だ。つまり、地位の高い人ほど人格者だと思い込んでしまう。
…二つ目は、ある種の専門職には、ソシオパスにとって喉から手が出るほど魅力的な特権が備わっている点だ。教師や医師、聖職者やセラピストは、大勢の人たちに対して「対人関係の影響力」があり、相手から疑いの目を向けられることはほとんどない。また、外部の干渉を受けないプライバシーが確保されているので、職場環境によって第三者の目から容易に逃れることができる(これも別のタイプの閉鎖系といえる)。
…専門職のソシオパスについて、わたしに寄せられる話のなかでも、群を抜いて多いのが教育関係者と医師に関してである。
(p.p.138-139)

ソシオパスが抱える二つの弱点

・ソシオパスに関する客観的な情報を念頭に置いておく
・最終的な目的を変えてみる(何を目的に戦っているのか見なおしてみる)
・相手の目的でなく、自分の目的について重点的に考えをめぐらせる。
・自分の感情を相手に悟られないようにする。
・良心と共感をもつ人たちとのつながりを深める
・相手との対応はあれもこれもと取り組まず、実行可能な範囲で小分けする
・自分のペースを崩してはならない
・理性的に考え。結末を重んじて行動する
・ストレスマネジメントを心がけ、健康管理に気をつける

ソシオパスは自分から始めた攻撃であるにもかかわらず、二つの弱みを抱えており、これらはたがいに関連している事実を理解しておいてほしい。

⑴ソシオパスが”勝利“を実感できるのは、被害者を思うように操り、支配しているときだけで、こうした形で実感できなくなってしまうと、攻撃そのものへの興味をやがて失っていく。被害者は勝つ意味(目標)を自分で設定できるので、彼らよりも柔軟に戦うことができる。

⑵ソシオパスは、他者の感情を悟れず、共感を覚える基層をもっていない。他者の感情に普通の人が数学の問題を解くように。、頭を使い、知的に判断することでしか理解できない。したがって、彼らに挑発されたとき、少しでも自分をコントロールできれば、本当の気持ちを彼らから隠せるのだ。そうすることによって、ソシオパスがなにより嫌がる「退屈」という天敵の出現をうながすことができる。(p.p.242-243)


適度な自己愛と病理的な自己愛

ソシオパスの場合、欠けているのは良心と他者への共感の両方だが、ナルシシストに欠落しているのは他者への共感だけなのだ。ソシオパスは他者とは感情的に結びつくことができず、他者の感情を直接感じ取れない。これに対してナルシシストは、他者の感情は感じ取れないが、彼らなりの形で他者とのつながりをむすぶことができるのだ。
適度な自己愛(健全なナルシシズム)は、精神的な発達を遂げ、大人になって健全な精神生活を送るうえで、誰にとっても必要とされるが、過剰なほど肥大して、他の感情を圧倒するようになるとナルシシズムに苦しむようになる。このような状態になると対人関係を損ねるばかりか、ほかの人を苦しめるようになるので、専門家のなかには、この状態を「病理的」「有害」「悪性」なナルシシズムだと形容する者もいる。
(p.p.251-252)

ナルシシストに感染しやすい人たち

反社会病質のリーダーと自己愛のリーダーの心理学上のちがいとは、前者は嘘と人心操作と恫喝によって他者に働きかけ、一方、ナルシシストのリーダーは嘘とマニピュレーション、そして情動感染によって人に影響を与えている。
…もしも自分のもとにドナルド・トランプと同質の人格的特徴を示す患者がきたら、その患者はまちがいなく自己愛性パーソナリティの持ち主にちがいないと、わたしはまえまえから考えてきた。彼に見られる人格的特徴は、仰々しいふるまい、他者に対する共感のみごとなほどの欠落、そして、注目され、称賛されることへの過剰すぎるほどの欲求だ。

…ソシオパスが力を実感するために他者を支配するなら、ナルシシストは自分への称賛のために他者を支配している。

ナルシシストの妄想に水を差し、誰も応じなければ彼らは不満を募らせ、感情は高ぶり、ついには憎悪に満ちた怒りを抱え込む。相手が応じない場合、ソシオパスなら計画をやり直すか、微妙な調整をくわえたり、それまで以上に魅力的にふるまったりする。あるいは、さらに脅しをかけるかもしれない。一方、ナルシシストはますます情熱的になり、彼の信条は説得力に富んだ、きわめて破壊的なものになっていく。ソシオパスの言動はこれという信条とはまったく関係ない。彼らの破壊的な言動は冷酷なロジックにもとづき、唯一の目的は被害者との”ゲーム”に勝つことだ。ナルシシストのように妄想でしかない感情の王国を守るために、自分を見失い、ゲームを破綻させるようなまねはしないのだ。
(p.p.256-258)


”熱い”ナルシシストと”冷たい”ソシオパス

この二つの人格障害にもっぱらうかがえる特徴は、いずれも虚言と狡猾さだ。ソシオパスは嘘をついて被害者を混乱させ、自分の意志にしたがわせている。あるいは「楽しい」という理由だけでそんな言動に及んでいる。一方、ナルシシストが嘘をつくのは虚構の世界を守り、他者から自分が必要とするもの(一貫した称賛と相手の同意)を汲み取るためだ。一般的にはどちらも「病的な虚言者」とよく言われている。そして、両者とも他人を利用する手段として、ずる賢くふるまい、人をあざむこうとする。ソシオパスは生まれつきの詐欺師で、ナルシシストは虚構の人格という世界の住人だ。いずれも、嘘をつき続けていなければ自分の世界が破綻してしまう。

ソシオパスがのどから手が出るほどほしがってるのは、人を支配することと権力である。勝つことそれ自体が目的で、そのために脇目をふらずに戦いに没頭する。ナルシシストは自分が秀でていることを見せつけるため、常に人よりも上位にいなければならない。それだけに、他人の権力と業績に対しては病的な嫉妬心を抱いている。
(p.265)

Sunday, July 6, 2025

大鶴和江 『「ずるい攻撃」をする人たち』

 Ōtsuru Kazue,  (2024). 「ずるい攻撃」をする人たち : 既読スルー、被害者ポジション、罪悪感で支配. 青春出版社.

2020年頃、福岡県でママ友たちの間で孤立した女性が、支配的なママ友に洗脳され、我が子を虐待、餓死させてしまうという悲惨な事件もありました。
これも支配的なママ友がグループ間に悪口を言い、ターゲットになった本人を孤立させ、その孤立したターゲットに対して「私だけがあなたの味方よ」と安心させて、金銭を搾取し続けたのです。

このように仲良しのグループの仲を引き裂く人を「サークルクラッシャー」あるいは「フレネミー」とも呼びますが、言い換えれば「他人の幸せが許せない人」です。
このような人は、自分の欲求不満やストレス、周りへの敵意を表現できない人が多く、表面的には「いい人ポジション」を取り、心配するふりをして他人をおとしめる行為を行ないます。

このような「他人の幸せが許せない人」のターゲットにならないためには、他人の悪口を手土産にして近づく人物には最初から警戒するということが大切です。
うっかりその悪口に賛同してしまうと、あとで「〇〇さんも同じようにあなたの悪口を言っていた」という言質を取られてしまう可能性があります。
…そのような人物に対しては、警戒して秘密は明かさないよう心掛けることと、想像や他人の言葉ではなく、現実や事実を見て客観的に判断する意識を持つことが大事になります。
(p.p.64-65)

Friday, June 20, 2025

中西董『米英軍占領下の名古屋』


 日本人が進駐軍の命令に違反した場合の罰則に、死刑または銃殺刑などの極刑が盛り込まれていた…。
その注目すべき実例を次にいくつか列挙してみよう。先ず第一に「日本人は米国を尊敬すべし。日本人の車馬は米軍を追い越すべからず。違反者は射殺する事あるべし --進駐軍--」…また前文と同じような「===進駐軍命令===日本人の車馬は、米軍ジープや軍用車両の前方を通行したり、追い越すことを厳禁する。又、交差点付近で停止する場合は、必ず米軍の車両10フィート後方に下がって止まれ。違反者は射殺することあるべし。---連合軍最高司令官---」と言ったような何れも米軍の軍事行動に少しでも妨害したと見なされるようなささいな交通違反にまで極刑が科されていた。
(p.54)

そのほか最も象徴的な進駐軍の命令に報道管制のプレスコードの発動が挙げられる。…「連合国軍に対し破壊的なる批判を加へ又は同軍に対し不信若しくは怨恨を招来するが如き事項を掲載するべからず」と定められていた。(p.55)

連合国軍が7年近い日本占領期間中に、日本国内において主に米英軍将兵の不法行為によって、実に1万人にも達する多数の罪のない日本人が無残にも虫けらのように射殺されたり、また死亡には至らなかったものの身体に何らかの大きな傷害を受けたりしている。

連合国軍の日本占領期間中における不祥事件は、新聞やラジオなどのマスコミも米軍の厳重な報道規制や検閲を受けて、日本人にほとんど公表することが禁止されていた…。

昭和20年6月26日の早朝、名古屋市熱田区六野町にあった‥大同製鋼の男性職員が事務連絡で同所を訪れたところ、この工場に進駐したばかりの米軍黒人兵に、いきなり背後から頭部と腹部を自動小銃で撃たれて虫けらを殺すように無残にもその場で射殺された。この事件は、日本人の目撃者もあり犯人も分かっていたのに、実情を調査した米軍憲兵隊は、「米軍に該当する犯人(または容疑者)は存在しない」の一言で、うやむやにされてしまった。

またこの日の午後にも‥たまたま港区の港北運河を米軍が通過した際に、…食糧不足を補うため運河べりの草むらに身を潜めて魚釣りをしていた男性が軍用トラックの上から米兵に頭部を自動小銃で狙撃されて射殺された。
さらに同じ日の夕刻、…中川橋の上を上陸用戦車(舟艇)に乗って通過していた米兵が、家を空襲で焼かれ停泊中の艀で船上生活をしていた母子の二人を鳥でも狙うように撃ち殺して海中に転落させた。

それから数日経過した11月初旬の深夜には、名古屋市営路面電車の車庫になっていた港車庫構内の一番奥に停車していた修理中の電車の中で、一人の婦人が暴行された挙句に心臓をピストルで撃たれて全裸に近い姿で死んでいた。…犯行現場の車内には進駐軍の洋モク(米国製たばこ)の吸い殻や米国製ウイスキーの空きびんが散乱していた。…米第25師団兵士の中の不良分子の仕業による犯行であることは疑う余地もなかった。

特に米第25師団の本隊が名古屋に上陸してから10日間位経過した頃から、婦女子への暴行事件が続発するようになった。…ことに夜の一人歩きの女性や娼婦風の女性が基地内に連れ込まれて夜通し大勢の米兵に輪姦された挙句、朝方になって無残にも軍用ナイフで刺し殺されたり、また銃殺されたりした。その上、犯行を隠すために遺体は、基地の北側を流れている横運河に投げ捨てられていたこともあった。…運河の中から引き揚げられた遺体は、米軍の犯行と分かっていても大抵の場合は、「生活苦による入水自殺」として片づけられてしまった。(p.p.245-246)

ことに戦後の2、3年間は、名古屋港内をはじめ名古屋市内を流れる庄内川や中川運河などの河川で、若い女性の水死体がよく発見された。それらの遺体の大半は、詳しく検死したり、死亡解剖するまでもなく、一目して明らかに強姦された後に殺されて捨てられた事が歴然としている遺体も多かったのである。しかも、その犯人のほとんどが米軍兵士であった。死人に口なしの例えのように、日本の警察も米軍の犯行とわかって米憲兵隊に通報しても、返ってくる言葉はいつも決って判を押したように調査をしたが「米軍に該当する犯人(容疑者)は存在しない。恐らく〔生活苦による入水自殺〕と考えられる」の一言で簡単に処理されてしまったのである。文字通り、やりたい放題の治外法権であった。

昭和21年の五月上旬には、名古屋に短期間進駐した英連邦軍の印度兵に農夫が自動小銃で近距離から撃たれて重傷を負っている。また三菱航空機製作所大江工場では、昭和20年11月頃に約2000名以上の米軍兵士が進駐していたことがある。ここでは、日本人のコックや雑役労務者たちが大量に採用されていて、彼ら米兵たちの食堂や洗濯場で働いていた。米兵たちは、これらの日本人労務者の働きぶりが気にいらないと、すぐ殴る蹴るの暴行を加えていた。殴られた場所が急所であったような場合は、内臓破裂などの症状を起こして死亡する事件も発生した。

筆者の父(戦後、強制的に愛知県の通訳官をさせられていたが米軍の軍事異動命令を受けて昭和21年10月に神奈川県の通訳に転任になった)も、米第八軍横浜軍用図書館に勤務していた昭和26年9月に、勤務を終って単身赴任していた鶴見区生麦町の下宿に帰る途中の夜道で3人組の米軍兵士に集団で襲われた。殴る蹴るの暴行を受けて半殺しの状態になり、所持していた月給も全部奪われた。意識不明で倒れていた所を別の米兵に発見されて米軍の病院に収容された。しかし、この時、顔面と腹部に受けた強烈なパンチの傷害が原因で肋骨損傷、眼底出血と腸内出血の被害を受けた。そのため休職して名古屋に戻り治療に専念したが、病状は回復することなく次第に悪化し、ついに4カ月後の翌27年1月に他界してしまった。
…米陸軍長官宛にも協力要請の嘆願書を出してみたが、敗戦国民の訴えなんか無視されて、何の連絡もなくナシのつぶてであった。そのため父が入院していた米軍病院の証明書が提出できず、ついに一銭の補償金や見舞金も支給されず、文字通り殺され損となったまま今日に至っている。これが父の青春時代のすべてを費やして、明治から大正時代にかけて自由社会の米国に憧れ、はるばる太平洋を船で渡り皿洗い生活などを続けながら学資を稼いで十数年間も米国各地で留学生活をしていた国の軍隊行動であったのかと思うと強い憤りを感じた。しかも日本の敗戦で無理やり米軍に命令されて通訳官にさせられた父が、本業を捨てて微力ながらも自分自身では日米両国の懸け橋になるつもりで、懸命に努力を続けてきた甲斐もなく不慮の死を遂げてしまった。
(pp..247-248)

名古屋進駐当初の頃の米軍の軍用車両は、右側通行の習慣が抜け切らず道路の真ん中や右側を通行する車両も現れた。そのため市民はよく米軍の車両にはねられたり、ひき逃げされたりしたのである。しかもジープやトラックを運転していた進駐軍兵士が市民に人身事故を引き起こした場合は、そのほとんどが当て逃げやひき逃げ事件となって犯人は逃走した。米兵たちは、幼い子供が道路上で遊んでいる所をひき殺したり、田舎へ食料を買い出しに出掛けるため名古屋駅前を歩いていた2人連れの主婦たちを大型トラックで跳ね飛ばして死亡させても、何ら謝罪せずにそのまま走り去ってしまった。もちろん見舞金なども米軍は支払わなかった。文字通りやりたい放題の切り捨て御免であった。たとえひき逃げの犯行がばれても米軍兵士たちは日本人が米軍の進路を妨害したために起きた事件と報告すれば、ほとんどが不可抗力の事件として軍法会議でも無罪になってしまった。
(p.249)

このような進駐軍の犯罪を全国的に見た場合、やはり日本本土で最初の地上戦となった沖縄では、死亡事件を筆頭に各種凶悪犯罪事件が最も多く発生している。次いで関東、関西、東海地方の順に多発している。それに米軍は最後まで進駐軍の不法行為の実態を正確に公表しなかったので、その事件内容や件数も定かではなかった。しかし日本側の調査資料としては、全国調達庁職員労働組合が1958年の時点で実施した調査では、「占領期間中に犠牲となられたお気の毒な方の数を調べた所、全国で1万人から居られることが判明した」と公表している。

…これに対して日本の進駐軍被害者の遺族たちは、敗戦国の悲しさで日本人の人権は全く無視されて、何一つ進駐軍に抗議する事も許されず、ただ何事も黙って泣き寝入りするばかりであった。…ようやく昭和34年前後から日本各地で各県別単位の進駐軍被害者連盟を結成して機関紙も発行されるようになった。だが機関紙の紙面に掲載されている被害者や家族たちの悲しい手記を読んでも、依然として進駐軍の影におびえたり進駐軍を極端に意識していることが歴然としていた。なぜなら本当の感情をぶちまけた手記を書いたために、何時なんどきまた不都合な事態が発生して米英軍の報復のあることを憂慮して、心の底から米英軍兵士たちの犯罪行為を痛烈に批判したり、抗議したりすることを差し控えていたのが、余りにも哀れであり惨めであった。

また敗戦当時、日韓併合で日本国籍にあった在日韓国・朝鮮人たちの被害者には、同じような占領軍の迫害を受けたにもかかわらず、〔米軍に代わって遺族へ補償をさせられた]日本政府からは何らの連絡もなく補償もされなかった。
(p.p.251-252)

米英軍将兵が引き起こした数々の暴行事件や悪質な不法行為も戦後史の中に記述されておらず、すべて欠落している…これはその当時、政府機関をはじめ各地方公共機関が編纂した各種の行政年報や報告書等でも明確に実証されている。…進駐軍の厳しい言論の検閲を怖れた結果、占領軍の不法行為に関する実態の記述については、すべて‥自ら削除してしまったからである。(p.255)

占領軍は…昭和20年12月に米軍の占領政策を日本人や特に日本のマスコミが批判することを厳禁してしまったのである。
…特に米軍は進駐当初、人類史上最大の悲劇をもたらした広島、長崎の原子爆弾の被害に関する報道は、日本人の大きな憎しみと反感を買うのを恐れて、米軍が公表する場合を除いて絶対に記事にする事を禁止し厳重な報道規制を実施した。またB29の空襲で被害を受けた名古屋の詳細な人的被害の実態調査や報道も厳禁してしまった。そのため戦時中に190回あまり(米軍極秘統計報告書に拠る)にわたり爆撃された名古屋大空襲の正確な戦争被害は確認されないままになっている。
(p.259)

****************

昭和21年8月3日に岐阜県の陸軍各務原航空隊に進駐していた米第25師団第27連隊の下士官が、空襲で焼失した名古屋城に現われ、金鯱の鱗が溶けて固まった推定300グラム(米軍側の判断)の残骸を接収した…。米軍が押収した金鯱の数量は、秤で正確に計量することも許されなかった。実際には推定の300グラムよりも、はるかに多い2倍以上の分量の金塊であったようだ。当時、名古屋に駐留していた米極東第5空軍司令部内の将校たちの間では、押収された金鯱の溶解した残骸のすべては、小牧飛行場(現・名古屋空港)から直接アメリカ本国へ戦利品として空輸された話題でもちきりであった。

…このようにして各地から集められた日本の貴重な文化財の山は、普通の価値しかない昭和軍刀などと一緒にされて、名古屋港の埠頭桟橋倉庫に運び込まれた。ここで更に選定仕分けされて、上物と思われる逸品だけを米統合参謀本部や米国防総省へ戦利品として空輸されたり、また米軍の高級将校用の土産品として、入港してくる艦船で次々に米国へ送り届けられた。更にその他の普通の軍刀やサーベル、日章旗などは、下級兵士達が本国に帰還する際に、戦利品や記念品として大きな雑嚢袋に入れて持ち帰ってしまったのである。このように敗戦後の日本から持ち去られた貴重な文化財や美術品の中には、その後アメリカのボストン美術館やイギリスの大英博物館などの米英諸国に密かに持ち込まれた収蔵品もあり、その数は相当の量にのぼっていることは、美術専門家や学者の間で周知の事実となっている。しかもこれらの美術品の秘蔵については、今日ではご丁寧にも明治初年の神仏分離令によって起きた廃仏毀釈運動で、日本の庶民が二束三文の安値で手放したものを収集したというまことしやかな理由や説明までつけられている有様だ。
(p.p.134-135)

名古屋周辺地区では、戦災を免れたり野積みにされたままの軍需物資が未だ大量に残されていた。また田舎に工場を疎開したために、機械をはじめ原材料とも無傷のまま終戦を迎えた軍需工場も多数存在していた。

戦後米軍の指示により、これらの軍需工場や陸軍造兵廠等から没収された軍需物資の内訳は、ジュラルミン板、アルミのインゴット、鉄鋼、ゴム靴、合板、玄米、大麦、板ガラス、綿布、紡績機、各種工作機械、旋盤、軍用トラック、硫安、セメント、鉄道用レール等の多品種に及んでいた。その何れの物資も焼け野原と化した敗戦国の日本では、再建のため喉から手が出るほど欲しい必需品ばかりであった。だが米軍は無情にも、これらの物資を連合国の現物賠償物資に指定し、日本人の民需用に転換して平和利用することを一切禁止してしまったのである。ことに陸軍の熱田造兵廠には、武器弾薬の他に何故か大量の古米や大麦なども備蓄していた。言うまでもなく日本人の主食になっていた米や麦は武器ではないのに、すべて賠償物資として没収されてしまったのである。

このように名古屋を中心とした東海地方から米軍に強奪没収された大量の残存必需物資や文化財等は、名古屋港の中央埠頭桟橋へ続々と集められた。これらの物資の中で利用価値の高いものは、真っ先に米国に搬出された。また、その他の物資は、主に米国と作戦行動を共にして対日戦を戦ってきた中国、フィリピン、オーストラリアなどの各国へ現物賠償物資として毎日のように船積みされて海外に大流出したのである。

…それを国民の復興のための民需に再利用することができれば、あれほど戦後に市民が物資の不足で困窮しなくても自立し再建することができたはずである。
(p.p.135-136)

米軍は占領初期の頃の日本を密かに食糧攻めにして、容易に立ちあ上がれない様にしておく事を重要な占領政策にしていた…。そのため窮乏していた日本の主要食糧の米や麦は、昭和20年度産の米作が悪天候による不作を理由にして、米軍の厳しい指示により日本国民の主食の配給量を極限に近いところまで減らしたり欠配させていたのである。

師団長モラン(C.I.Mullins)少将
「連合国軍の日本占領を成功させる手段としては、先ず日本人の食糧不足を利用して、当面は食糧を封鎖して日本人の抵抗意識を防止することを第一目標にする。…次に…徐々に米国の余剰農産物を活用して無償援助または有償援助を実施して、日本人に恩義を感じさせる。それまでは、たとえ日本農業の米麦が増産されたとしても、配給量を絶対に増加する許可を日本政府に与えてはならない」(p.p.136-137)


また悪辣な米兵たちは、日本側の説明で命令事項が期日までに履行できないことが分かるとその延期を認める代償として暗に女(占領軍慰安婦)を無償提供したり、土産やプレゼントの賄賂を要求することも日常茶飯のように行われた。こんな狡猾な軍政が繰り返されるたびに進駐軍の絶大な権力に恐れをなした官公庁や商社の幹部は、ただ彼らの命令に言うなりに従うより仕方がなかった。それに味をしめた一部の米軍将兵は、ますますエスカレートして事あるたびに無理難題を押しつけるようになった。

ことに米極東第5空軍司令部の中堅クラス以上の一部の軍政将校の中には、暇さえあれば連日のように日本側の弱みにつけ込んで命令の履行状況や市民生活のあらゆる面に難癖をつけて、その見返りとしてパーティーを開かせたり芸妓を抱かせることを強要した。しかもそれだけでは物足らず、彼らは事あるたびに日本の美術工芸品や高級和服絹製品などを盛んに無償で調達するように命じた。
(p.191)

Wednesday, February 19, 2025

森永卓郎,et al 『日航123便はなぜ墜落したのか』

 Morinaga Takurō;Aoyama Tōko;Maeyama Midori, Morinaga, Takurō., Aoyama, T., & Maeyama, M. (2024). マンガ誰も書かない「真実」日航123便はなぜ墜落したのか. 宝島社.

日航123便の墜落からわずか41日後の1985年9月23日、先進五ヶ国の大蔵大臣、中央銀行総裁は、ニューヨークのプラザホテルに集結し、過度のドル高を是正するために為替市場に協調介入する声明を発表した。「プラザ合意」である。
…1985年に42兆円だった日本の輸出総額は、86年に35兆円、87年には33兆円と急減。
…当然、ドル安になったアメリカは逆に、国際競争力を取り戻す流れをつかんだ。(p.p.128-129)

…1986年9月2日、123便墜落の約1年後には、もう一つ、日本には明らかに不利な政策が決定された。日米半導体協定の締結である。…要するに、「アメリカに市場を開けろ。そちらの価格はアメリカが決める」という要求を日本は、なぜか呑んだのである。
1980年代半ば以降、日本の半導体産業は世界シェアの50%を占め、NEC、東芝、日立製作所と、日本企業がトップスリーを独占していた。
…日米半導体協定には「秘密書簡(サイドレター)」が存在。…日本市場で外国製品のシェアを5年以内に20%にするとの合意があった。これはGATTの協定に明確に違反する。(p.p.130-131)

オレンジ色の飛翔体
「赤い楕円」が機体の胴体腹部に付着しているように見えた、との目撃証言も。
(p.142)
現場から退去した米軍ヘリ
21時頃に到着。近くに乗組員を降ろすことは可能だった…。
(p.145)
遺物から見つかった「ベンゼン」
現場の炭化遺体の様子は、ベトナム戦争時にナパーム弾の犠牲となった人の遺体に酷似。ナパーム弾の燃料には、パーム油やゲル状にしたガソリンが含まれる。
(p.146)

[日航123便墜落当日]

19時15分 上野村住民の証言
19時半前後からヘリを多数目撃

20時30分 アントヌーチ氏証言
米軍海兵隊の救援ヘリが地上の様子を偵察するために降下中であることを視認

20時40分 落合証言
上空にヘリコプターの音、手を振る。しかしヘリコプターは爆音とともに遠く去って行った。
(p.p.153-155)

Sunday, January 19, 2025

吉田敏浩 『「日米合同委員会」の研究』

 Yoshida, T. (2016). 「日米合同委員会」の研究 : 謎の権力構造の正体に迫る (Dai 1-han). 創元社.


日米合同委員会という、名前だけは知られていても、その実態は謎につつまれた、日本のエリート官僚と在日米軍の高級軍人からなる組織(日本側代表は外務省北米局長、アメリカ側代表は在日米軍司令部副司令官)。その組織が、何十年にもわたって隔週の木曜日ごとに都心の米軍施設や外務省の密室で、日米地位協定の解釈や運用について人知れず協議を重ね、米軍の特権を維持するために数知れぬ秘密の合意=密約を生みだしている。しかもそれらの密約は、日本国憲法にもとづく日本の国内法(憲法体系)を無視して、米軍に治外法権に等しい特権をあたえている。
たとえば「横田空域」という、首都圏を中心に一都九県の上空をすっぽりとおおう広大な空域があります。そこは日本の領空なのに、日本の飛行機が自由に飛べず、米軍が戦闘機の訓練飛行や輸送機の発着など独占的に使用しています。
…つまり事実上、日本の空の主権が米軍によって奪われている。しかもそのことに国内法上の根拠がない。日米地位協定にも法的根拠が明記されていない。そのような独立国としてあるまじき状態が、独立回復後、六〇年以上も続いているのです。(p.p.1-2)

…ほかにもあります。たとえば、米軍関係者(軍人・軍属・それらの家族)の犯罪で、「日本にとっていちじるしく重要な事件以外は裁判権を行使しない」という「裁判権放棄密約」や、米軍人・軍属の被疑者の身柄をできるかぎり日本側が拘束せず、米軍側に引き渡すという「身柄引き渡し密約」などです。
これらの密約は米軍関係者を特別扱いする甘い事件処理を生みだし、米軍関係者の犯罪の起訴率がきわめて低いという現実をもたらしています。そして、この程度なら罪に問われることはないという意識を米軍関係者の間にはびこらせ、後を絶たない米兵犯罪の温床になっているのです。(p.p.2-3)

こうした日米合同委員会の合意文書や議事録はすべて原則として非公開です。国民の代表である国会議員に対しても秘密にされ、主権者である国民・市民の目からも隠されています。ごく限られた高級官僚たちが在日米軍高官らと密室で取り決めた秘密の合意(密約)が、日本の国内法(憲法体系)を侵食し、日本の主権を侵害しているのです。合意がいったいいくつあるのかさえわかりません。日米合同委員会の文書・記録として処理すれば、すべては闇の中に封印できる仕掛けになっているのです。
…日米合同委員会では、協議といってもアメリカ側の米軍人が強硬に主張したことは、日本側の官僚たちによって、ほぼすべて受け入れられているのが実態…米軍上層部から見れば、日米合同委員会は日本における米軍の特権を維持するためのリモコン装置のようなものといっていいでしょう。(p.4)


米軍が日米合同委員会の密室協議の仕組みを利用して、事実上の治外法権・特権を日本政府に認めさせるという一種の「権力構造」がつくられ、今日まで続いている。(p. 286)

Friday, December 6, 2024

中村裕美 「味覚の人為的制御」

 健康と疾患を制御する精密栄養学 : 「何を、いつ、どう食べるか」に、食品機能の解析と個人差を生む分子メカニズムの解明から迫る. 羊土社.

味覚電気刺激による味覚の制御

味覚電気刺激による味覚提示は、新たに呈味物質を口腔内に取り込むことなく、すなわち余分な成分を追加せずとも飲食物の呈味を制御できる。…また、刺激装置の構築も安価・小型・軽量で実現できること、即時性、可塑性に優れ時系列的な変化を加えられること、刺激位置によって味を感じる位置も変化することなど味覚表現のダイナミックレンジの広さが、エンターテインメント的用途での活用においても優れている点だろう。

…筆者らは2021年に、経皮電気刺激といって顎と首後ろに電極を貼り付け電気刺激を与える手法を用いて陽極刺激を与えた際に、塩味を最大3倍まで増強できることを実験で検証している。

Thursday, November 14, 2024

佐渡龍己 『テロリズムとは何か』

 佐渡, 龍己, & Sado, R. (2000). テロリズムとは何か. 文藝春秋.

正規戦とテロリズムの違い

テロリズムは自己の力が弱いため、交戦という物質的強力行為ではなく、恐怖という精神的強力行為を手段として、直接、政策決定者あるいは他の強力な力(民衆、第三国、国際世論)を利用して、自分たちの意志を強要することを目的とする。(p.87)

Tuesday, October 15, 2024

佐渡龍己 『対テロリズム戦略』

 佐渡, 龍己, & Sado, R. (2005). 対テロリズム戦略 : バグダッドでの実戦体験. かや書房.


テロリストが攻撃しようとするのは、銃、砲、戦車などの物質ではなく、人の心である。テロリストは、人々に恐怖を与えることにより、社会の秩序を破壊し、事態の鍵を握る人物の心に直接あるいは間接的に影響を与えようとする。このための手段は、必ずしも物理的暴力を使用する必要はなく、精神的暴力を手段とする。(p.40)


テロリズムの分析基本モデル

①テロリズムの基本モデル1

A(いわゆるテロリスト)が、ある事項に非常な恐怖感を抱く。その原因となるB(為政者)を脅す。Bは追い払われるか、またはその事項をやめる。この方式に相当するテロリズムが、フランス革命のテロリズムである。…

②テロリズムの基本モデル2

Aが、ある事項に非常な恐怖感を抱く。その原因となっているのはBであるがBを直接的に脅すのではなく、C(民衆)を脅し(恐怖を与える)その民衆をしてBにその事項をやめさせる。


テロリズムの分析応用モデル

①応用モデル2-2

基本モデル2のC(民衆)の要素に換えて、国際世論に働きかけるテロリズムがある。

②応用モデル2-3

Cの民衆の要素に換えて、第三国に置き換えた場合が、パレスチナ解放人民戦線(PFLP)およびトゥバクアマル革命(MRTA)のテロリズムである。この場合攻撃目標は第三国の市民となる。期待する効果は第三国の圧力である。…第三国の外国人を人質にして、第三国の圧力で敵に対して彼らの要求を強要している。

③応用モデル3

AがBを攻撃し、Bに過剰な報復をさせる。さらに支配者側が理性を失い、民衆を殺害させるように工作する。この双方の結果を大きく世界へ宣伝し国際世論へ訴える。国際世論に訴えてその国際世論の圧力でBである政府あるいは支配者を追い払うあるいはある政策をやめさせる。(p.p.44-49)


今回の米中枢同時テロにおいて、果たして米国は一方的な被害者であろうか、と問い直してみる必要がある。正義は米国側にあり、米国にはまったく罪はないのであろうか。すべての悪はテロリスト側にあるのであろうか。

…具体的には次の四つの事項がイスラムの人々を苦しめてきた。一つは米国のイスラエル支援である。この結果、イスラエルとパレスチナとの戦争および紛争によって多くのパレスチナ人が家を追われ、殺害された。二つめは、米軍の聖地サウジアラビア駐留である。三つめは湾岸戦争におけるイラク市民の殺害、四つめは米国側に都合の良いように他国政権を操作する米国の政策である。・・・米国は直接的には意図しなかったが、結果的にはイスラエルの人々を苦しめ、間接的に殺害した。すなわち最初に殺人を犯していたのは米国となる。これに対してイスラム過激派テロリストは米国に対して復讐を企てた。その実行が米中枢同時テロである。

…この視点に立つと、米国は、まったくの被害者ではなく加害者でもある、という見方が成り立つ。・・・他方、一般的にいわれるイスラム過激派テロリストが完全なる犯罪者であるという批判は必ずしも当を得ているとはいえない。これは一種の仇討ちという見方が成り立つ。(p.p.176-177)


佐渡龍己『対テロリズム戦略』

Sunday, June 16, 2024

SILENT WEAPONS: EXAMINING FOREIGN ANOMALOUS HEALTH INCIDENTS TARGETING AMERICANS IN THE HOMELAND

[沈黙の凶器:アメリカの国民を標的にした国外勢力による特異な健康被害事例に関する調査]

Homeland Security Committee | Republican

U.S. House of Representatives

H2-176 Ford House Office Building

Washington, DC 20515




What: A Subcommittee on Counterterrorism, Law Enforcement, and Intelligence hearing entitled, “Silent Weapons: Examining Foreign Anomalous Health Incidents Targeting Americans in the Homeland and Abroad.”

When: Wednesday, May 8, 2024, at 2:00 PM ET

Where: 310 Cannon House Office Building

 https://homeland.house.gov/hearing/silent-weapons-examining-foreign-anomalous-health-incidents-targeting-americans-in-the-homeland/

Sunday, March 24, 2024

西田公昭 『マインド・コントロールの仕組み』

 西田公昭監修. (2023). マインド・コントロールの仕組み. カンゼン.


一般的に人が意思決定を下す際には、トップダウン情報とボトムアップ情報のふたつの情報処理を行っています。…マインド・コントロールが操作するのは、まさにこの情報部分で、意図的に都合のいい情報のみを与えることで相手の思考を操作し、自発的にこちらが望む通りの決定を引き出せます。(p.10)

マインド・コントロールの大きな特徴は、相手に悟られることなく、その思考や行動を操ることができる点にあります。したがって、マインド・コントロールの支配下に置かれた本人には、自分の心が操作されているという自覚がありません。…一度その支配下に置かれると抜け出すことは容易ではありません。

(p.8)

完全に支配下に置かれた場合、財産を騙し取られるといった被害者になるだけでなく、支配者に命じられるまま犯罪行為に及んでしまうことすらあります。…殺人やテロは言うまでもなく「悪」と呼べる行為です。しかし、[オウム真理教]信者たちは、マインド・コントロールによって、それが「正しいこと」だと信じ込まされた結果、通常であれば絶対に行わないであろう凶悪な犯罪に手を染めることになりました。

(p.9)

オウム真理教のマインド・コントロールの手口

信者は、リーダーである麻原を絶対的に崇拝します。その麻原が、犯罪行為を正当化するような教えを説いたのです。たとえば、法律上は殺人となるような罪を犯したとしても、それは今の社会が目覚めていないからで、真に覚醒したレベルから見れば、その人は救済されたのだというような具合です。(p.144)


マインドコントロールと殺人・遺棄致死事件

「信頼関係を築いて相手の弱みを握る」

「人間関係を破壊し孤立させる」

「共犯関係の構築による罪の意識の植えつけ」

「情報操作によって恐怖心をあおる」

(p.117)

尼崎連続殺人・傷害事件

美代子が家族を支配するために用いたのが、相手の弱みにつけ込んで、分断させる手法です。当時高校生だった少女は、かねてから「母や姉は私のことを見下しているのではないかという劣等感を持っていました。美代子はそうした少女のコンプレックスにつけ込み、自分は少女の味方であると思わせる一方で、暴力で母親を追いつめ、少女の前で「いらない子だった」と言わせるなどして、少女と母親の絆を完全に断ち切ります。

これ以降、少女は家族よりも美代子のほうを慕うようになり、母親や姉に対しても虐待を行うようになるなど、完全にマインド・コントロールされた状態になります(少女の母親と姉は激しい暴行や虐待によって、のちに死亡)。

(p.115)


たとえば、ある人が多額の献金をしたとして、それが本当に「本人の自由意志とみなせるもの」なのか、それとも「マインド・コントロールされた結果なのか」を客観的に判断することは、なかなか難しいわけです。…一方で相手を支配してやろうとするマインド・コントロールの”行為”については、比較的わかりやすい。ですから、そこについての規制はかけられるのではないかと思っています。…これは個人の合理的な意思決定を妨害する行為、つまりその人の尊厳や基本的な人権を侵害する行為ではないのかという議論に持っていけるとは考えていて、そうした法的規制を議論していくことが、将来的な被害を減らすという意味でも今後取り組むべき課題であると思っています。(p.46)

マインド・コントロールから身を守る10の方法

(1)つねに誠実でなくてもよい。


(2)相手の誘いを断ってもいい。


(3)答えをすぐに出さなくてもいい。


(4)知らないことを恥じなくていい。


(5)難しい問題には正解はないと心得る。


(6)すぐに親しくなろうとする相手に注意する。


(7)おかしいと感じたら全力でその場から逃げ出す。


(8)他人に依存しないで自分で考える。


(9)従うことに慣れてはいけない。


(10)できる限り情報を集める。


Thursday, October 12, 2023

Ana Beatriz 『あなたの日常に潜む、異常人格者 サイコパシー』

 Silva Ana Beatriz Barbosa and 宮城 ジョージ. サイコパシー = Psychopathy : あなたの日常に潜む 異常人格者 : 現代社会に野放しにされた捕食者たちよ. ヒカルランド 2016.

権力を奪い取るための5つの計画とは?

計画その1 会社に入る

計画その2 現場をじっくりと観察する

計画その3 周りの人と事実をマニピュレート(操作)する

計画その4 不必要な人を切り捨てる

スーツとネクタイ(昇進)を手にしたサイコパシーは、ここまでたどり着くのに利用していた人を切り捨てる。目標が達成されればもう用はないからである。自分の獲物が何も言えないようにするために弱みを握り、歯向かえば恥をさらすと脅すのである。そのためサイコパシーに利用された人ほど、その事実について触れたがらない傾向が強い。


計画その5 権力を奪い取る


(p.p.124-127)

Monday, April 10, 2023

紺野大地:池谷裕二 『脳と人工知能をつないだら、人間の能力はどこまで拡張できるのか』

紺野大地 池谷裕二 紺野大地 1991- & 池谷裕二 池谷裕二. (2021). 脳と人工知能をつないだら 人間の能力はどこまで拡張できるのか : 脳ai融合の最前線. 講談社.

「念じる」だけでロボットをあやつる

50年以上前に始まったBMI (Brain Machine Interface)の研究は、まずマウスやラットから始まり、徐々にサルへと進んでいきました。その後、安全性に十分に配慮しながら着実に研究は進んでおり、2012年の時点では人間の患者さんにおいて、念じるだけでロボットアームを動かし、ペットボトルの水を飲むことに成功しています。
最近では車椅子やロボットをあやつるだけでなく、考えていることを直接文章にしたり、他の人が見ている夢の内容を見たりすることもできるようになってきています。(p.p.43-45)

患者に短文を音読させ、その間の脳活動を記録するという一連の流れを繰り返すことで、人工知能は「こういうことを話しているときには、脳はこういった活動をする」という関係性を学習していきます。人工知能がこの対応づけをきちんと学習することができれば、その人工知能を逆方向に用いることで、その人の脳活動から文章を予測することができるようになります。
…そしてこの研究がさらにすごいのは、「文章を音読せずに頭の中で思い浮かべるだけで、その文章を予測できるようになった」という点です。これが可能になったのは「文章を音読しているとき」と「文章を声には出さずに思い浮かべているとき」の脳の活動が似ているからです。
最終的にこの研究では、「頭の中で考えていることを文章に翻訳する精度」が最大で97%に到達したと主張しています!(p.p.69-70)

先ほどの「考えていることを文章に翻訳する人工知能」のときと同じように、「こういう夢を見ているときにはこういう脳活動をしている」という関係をひたすら蓄積することで、人工知能は脳活動と夢との関係性を学習していきます。
人工知能が一度この対応づけを学習してしまえば、今度は逆に「脳がこういう活動をしているということは、この人はこういう夢を見ているはずだということが予測できるというわけです。
…この研究を行なった神谷先生らのチームは、最近は「頭の中にあるイメージをそのまま画像にする人工知能」を開発中です。(p.p.75-77)

Wednesday, March 29, 2023

崎谷博征 『今だから知るべき!ワクチンの真実』

 崎谷博征. (2021). 今だから知るべき!ワクチンの真実 : 予防接種のabcから新型コロナワクチンとの向き合い方まで. 秀和システム.

新型コロナウイルス感染症に罹患した場合、その80%以上は症状を出しても軽い感冒症状(軽度のインフルエンザウイルス感染症状)で終わります。一方で、新型コロナウイルスに対するワクチンは、今まで臨床応用を許可されていなかった新種の遺伝子ワクチンの接種が、十分な検証がなされないまま2020年12月に英国からスタートしました。そして、案の定、本編でもご紹介するようにアナフィラキシーショック、脳炎などの重篤な副作用や死亡例が日夜報告されています。

そして、英国のメインストリームのメディア(MSM)であるCNNでさえ、2021年1月30日の記事で、民主党議員が新型コロナウイルス遺伝子ワクチンの2回接種後に新型コロナウイルス検査(PCR検査)で陽性になったことを報道し、「新型コロナ遺伝子ワクチンは病状を抑えるものであって、必ずしも感染を防ぐものではない」としています。実際は、本編でもお伝えするように、症状を抑えるという確たるエビデンスも臨床試験の中間解析で示されていません。

つまり、今回の新型コロナウイルス遺伝子ワクチンの予防接種を受ける場合のメリットは、現在のところ感染予防にならない、症状も抑えないことから何もないことが明確です。一方の遺伝子ワクチンの短期的リスクは、高齢者だけでなく、アナフィラキシーショックなどの重篤な副作用や死亡例は若い世代でも起こっています。長期的なリスクはまったく検討されていませんが、新型コロナウイルス遺伝子ワクチンのRNAは、長期的にアルツハイマー病や狂牛病などをひき起こす異常たんぱく質(プリオン)を形成させることも報告されています。

(p.p.1-3)

     *****

私たち医師が信頼を置いてきた有名な医学雑誌は、今回の新型コロナウイルス感染に関しては、完全にサイエンスをかなぐり捨て政治化してしまいました。現在でも、毎日夥しいフェイクサイエンスが掲載され続けています。

…2004年には『ランセット』誌の編集長が自ら、「医学雑誌は製薬会社のための情報ロンダリング部門である」という的確な表現をしています。2005年にすでに「医学雑誌は、製薬会社のマーケティング部門である」と題する論文が発表されたくらいです。

…製薬会社は、この有名な医学雑誌に掲載した論文(もちろん自社の商品に効果があったという内容)を億単位の資金を投入して、医師をはじめとした医学研究者に配布します。その効果が、何千ページの広告にも匹敵することを知っているからです。医師は通常は通常業務に忙殺されているため、配布された論文を精読することはほとんどありません。あったとしても、それはその医師の専門分野に限定されています。医師や研究者たちは、その有名医学雑誌の名前を見ただけで十分信頼に足るという印象を持つため、簡単に洗脳が可能になります。

一方で、製薬会社の商品についてマイナスの結果となるものは、公表されません。独立機関がマイナスの結果を公開したとしても、すぐに圧力をかけられて、論文撤回 (targeted retraction)されています。[The International Journal of Vaccine Theory. Practice, and Research, 1(2), Januruary 4, 2021. 他]

…ワクチン有害事象報告制度(VAERS)は、過少申告が著しいもので、ワクチンの副作用の実態を反映していません。(p.p.36-40)

     *****

病気投資家 [dideases investor] とは、事前事業と称して税金のかからない財団から、医薬品やワクチンに投資して莫大な収益を上げている権力者のことを指します。その典型例が、ロックフェラーによる医薬品パテント(特許)とビル・ゲイツによるワクチンパテント(特許)です。…(現在はこれに遺伝子特許が加わる)。

彼らは、20世紀に入ってから健康の概念を大きく変えました。…

1.老若男女に病気を拡散した(ジャンクフード、ワクチン、医薬品、電磁波etc)

2.医療の倫理やモラルを利益相反(医師や研究者に利益供与する)によって徹底的に破壊した

3.良識のある、あるいは能力のある独立した研究者を徹底的に排除した

4.慢性病をもつ、薬依存社会を作り上げ、人口削減および思考できない従順な労働者を大量生産した

5.税金を病気投資家へと移転した

(p.p.240-241)


米国国防省やビル・メリンダ財団などの新興ウイルス研究がすでに10年以上前から行われていたことが複数の研究論文で確認できた…。

2015年には、SARSコロナウイルスの細胞接着(スパイクタンパク質)遺伝子を編集した人工コロナウイルスでヒトの気管支・肺の培養細胞およびマウスの肺に感染させて病原性を発揮させることに成功しています。[Not Med. 2015 Dec; 21(12):1508-13.] …米国でもこのような研究が、2014年に表向きには禁止されていましたが、2017年には再開されています。(p.259)


Wednesday, June 1, 2022

母里啓子『子供と親のためのワクチン読本』

 

 「ワクチンで重症化を防ぐことができる」という証拠はありません

同じインフルエンザウイルスに感染しても、悪くなる人と悪くならない人がいます。その人が病気にかかった時の体力や、体全体の免疫状態が大きく関わってきます。これはワクチン接種の有無には関係ありません。

2009年に新型インフルエンザが流行し、誰も抗体を持っていない新しいウイルスが流行しました。ワクチンもまに合わず、打っている人がいない中で、ぜんぜん症状も出ず、熱も出さずに、しっかりと新型インフルエンザに感染していた人が一定数いたことが調査でわかっています。

任意接種のおたふくかぜのワクチンも、ワクチンを打ってもかかることの多いものです。これも、「かかっても軽くすむ」と、医療機関ですすめられることが多いと思います。けれども、おたふくかぜは、小さいうちにかかってしまえば、ワクチンを打たなくても、診断もつかないほどごく軽くすんでしまうことが多いのです。

重症化を防ぐためにワクチンを打つ必要はありません。

(p.p.24-25)

****************

予防接種が増えたぶんだけ、副作用の事故は増えています

この数は少なくありません。死亡例の報告もあります。検討会ではほとんどがワクチンとの関連なしとされますが、ワクチン接種後の赤ちゃんに、原因不明の乳幼児突然死症候群が起きた例が多数出ている現実には、こわさを感じます。

また、接種回数や接種間隔を間違えたり、同じワクチンを打ってしまったりなどの予防接種時のミスも年々増えています。

…なぜほとんど報道されないのでしょう?

それは、予防接種は、国がすすめていることだからです。予防接種で被害を受けるニュースは、受ける人たちを不安にさせ、接種率が下がる原因になります。国がすすめていることを妨げるニュースは、報道されにくいのです。

(p.p.50-51)

****************

Q「ワクチンを打たないなんて周りに迷惑」と言われて動揺しています

A ワクチンを打ったら病気の感染源にならないわけではありません

ウイルスや細菌は、どこから来たのかわかりません。

…これだけ往来の多い社会の中で、誰からうつったかをいちいち特定してその原因を追究し、あの子からうつったと非難することができますか?もし、そんなことをしたら、いわれなき中傷として、そちらのほうが非難されるべきでしょう。…感染した人すべてが症状を出しているわけではないので、誰からうつったかなど、わかりません。実際インフルエンザなどは、知らない間にかかって、知らないうちに治っている人が感染源になっていることが多いのです。

ワクチンを打ったら感染源にならないわけではありません。ワクチンを打ってもかかるし、人にうつしてしまうのです。また、生ワクチンを打ったことで軽く発症し、感染源になる可能性も大きいのです。

(p.p.74-75)

****************

インフルエンザ、子宮頸がんワクチンなど

まったく打つ意味のないワクチンもあります

…子宮頸がんワクチンはヒトパピローマウイルスの感染予防のワクチンですが、子宮頸がんを予防するかどうかは明らかではありません。まだその結果は出ていません。しかも、世界中で重篤な副作用が報告されています。

…肺炎予防のために65歳以上にすすめられている成人用の肺炎球菌ワクチン、これもまったく必要ありません。高齢者が亡くなる肺炎のほとんどは、唾液などと一緒に口腔内の細菌が肺に吸い込まれることで起こる誤嚥性肺炎です。肺炎球菌だけではなく、口の中にすむ膨大な数の常在菌が原因なので、ワクチンでわずかな型の肺炎球菌を防いでも効果はありません。

(p.p.68-69)

インフルエンザウイルスは変異の早いウイルスですから、どんなに急いでも効果の高いワクチンは作りようがありません。感染を防ぐワクチンでもないので、エチケットで打つ意味もありません。ワクチンを打てば「重症化」を防ぐと言われていますが…確かなデータはありません。また、乳児、幼児への効果はほとんどないことが明らかになっています。

(p.p.164-165)

Thursday, April 28, 2022

近藤誠『ワクチン副作用の恐怖』

 Kondo, M. (2017). Wakuchin fukusayo no kyofu. Bungeishunju.

以前、インフルエンザが症状から診断されていた時代は、患者数は一万人未満だったのに、検査キットが導入されると100万人超。

…今日インフルエンザと診断される人たちの九九%以上は、検査さえうけなければ、″ただの風邪″と診断されているはずです。

思いおこせばインフルエンザは、むかしは″流行性感冒″や″流感″と呼ばれていました。すこしきつめの風邪、というのがみんなのうけとり方だったのです。ところが専門家たちや厚労省がこぞって″インフルエンザ”という、どこかおそろしげな病名に乗り換えたため、人々は風邪とはちがうと思いこまされたようです。

そしてワクチン製造がどん底に落ちこんだ一九九四年以降、「インフルエンザは怖い」という報道が急増しました。これは厚労省や専門家の主導ないし協力なくしてはなしえぬキャンペーンでした。(p.p.101-102)

**********

試験の全期間を通じて、A型インフルエンザの流行が三回あったのですが、ワクチンを毎年打っていても打たなくても、あるいは一回打っても、二回打っても、三回打っても、全三回の流行期をつうじたインフルエンザの累積発症率は、どのグループも四〇~五〇%の範囲におさまり、ワクチン接種歴による違いがみられなかったのです(Lancet 1979)。

…ワクチンを打っていても打たなくても、インフルエンザの発症率は同じになる、ということのようです。(p.108)

**********

ワクチンの製造量がどん底におちた一九九四年を見ると

【インフルエンザによる死亡数・一九九四年】…合計五人で、

…これに対し、新検査法やワクチンや抗ウイルス薬など種々の施策がそろった二〇一五年では、

【インフルエンザによる死亡数・一九九五年】…合計で六五人。一九九四年の一三倍です(厚労省人口動態統計)。

これら亡くなった方々のご遺族は、故人が解熱剤や抗ウイルス薬などによる薬害のために死亡したとは気づいていないのでしょうね。


Monday, April 18, 2022

母里啓子『もうワクチンはやめなさい』

 Mori, K. (2017). Mo wakuchin wa yamenasai: Yobo sesshu o utsu mae ni shitte okitai sanjusan no shinjitsu. Futabasha.

2011年3月、ヒブワクチンと肺炎球菌ワクチンの同時接種後に亡くなった乳幼児のことが次々にニュースとなりました。…ワクチン接種後に亡くなる例が一定程度あるなら、それはあきらかにワクチンによる被害でしょう。

しかし厚労省は、予防接種との因果関係を認めないまま、両ワクチンをたった1ヵ月もたたないうちに接種再開しました。死亡した赤ちゃんのニュースなどなかったかのように、その後2013年から定期接種となり、両ワクチンはすべての0歳児に推奨されるものとなったのです。

…けれど、ニュースにならないだけです。今も、予防接種後に赤ちゃんが次々に亡くなっています。実際には、騒ぎにならないのがおかしいほど、ワクチン接種後に亡くなる赤ちゃんが増えているのです。…厚労省は隠してはいません。けれど、マスコミはこのことを話題にしません。(p.p.3-5)

Friday, February 11, 2022

船瀬俊介『コロナと陰謀』

 Funase, S. (2020). Korona to inbo: Daremo ienai seibutsu heiki no himitsu. Hikarurando.

PCR検査キット「注意書き」に、わが目を疑った。その「COVID-19用検査キット」に、こう記載されている。

「……この検査は、他の様々なウイルスにも〝陽性"と反応します」

そして―。〝陽性"反応する病原ウイルス例として、七種類をあげている。それは、「インフルエンザA型」「インフルエンザB型」「アデノウイルス」……から「マイコプラズマ」「クラミジア」などなど。これらは普通の風邪を引き起こすウイルスなどだ。…それを、ジョンズ・ホプキンス大学は「新型コロナ(COVID-19)」感染数と、重々しく偽って公表している。それを、世界のメディアのキャスターたちは深刻な表情で伝えている。…さらに、「注意書き」には、〝陽性"反応ウイルス例として七種類あげているだけだ。つまりは〝それ以外"のウイルスにも〝陽性"反応する可能性がおおいにある。…さらに、PCR測定用キットの「説明書」にも、こう「注意書き」がある。

「……検査の結果〝陽性"でも、それで新型コロナウイルス感染症(〝COVID-19")と『診断』したり、『治療』の根拠としてはいけない」(p.p.317-321)

PCR検査の信頼度を測定した実験もある。検査を行って、二週間経過観察して、〝陽性"が正確か?判定したものだ。その結果〝偽陽性率"は八〇%にたっしていた。つまり、まったく正常な五人がPCR検査を受けると四人が〝陽性"とされてしまう。(p322)

アンドリュー・カウフマン医師は、明瞭だ。

「……検査で〝陽性"になった五人のうち四人は、じっさいには全く病気ではなかった。これは大変大きな数です。〝偽陽性"率が、五%未満であれば、まあ『良い検査』といえます。それでも一〇〇人のうち五人は『病気』とされてしまいます。だから、理想的ではない。最良の〝偽陽性"率は、一%未満でしょうね ……八〇%とは、あまりにも不正確。何も測定していないのと同じ。」(p.324)

だからPCR"陽性"=新型コロナウイルス感染症として"病名"を付けるのは、完全な詐欺である。医師法にも違反する違法行為だ。

…彼[崎谷博征医師]は、すでに二月の時点で、PCR検査のデタラメさに気づいた。

「……だから、統計について議論することすら、馬鹿らしくなって数字を追うこともやめました。このような"フェイク統計"は、WHOやCDC("ビッグファーマ"製薬利権と"回転ドア"官民ゆ着)が、毎年のインフルエンザウイルスねつ造も行っており、すでに常識となっています。とくに、ワクチンの売り上げが低下したときには、インフルエンザウイルス感染症の数をふくらませる。そのため、医師に、検査なしでも"疑わしい"症例をカウントさせているのです。こういった、いい加減さを通り越した統計を元にして、何を議論しても始まりません」(p.p.353-355)

        *****************

「……一九九三年、WHOは『家族計画』のための『出産コントロール・ワクチン』を発表した。公開研究によれば、一九七六年までに、研究者は『破傷風トキソイド(TT)』と『ヒト絨毛性性腺刺激ホルモン(hCG)』を結合させ、『出産抑制ワクチン』を開発、これにより、妊娠ホルモンが免疫系によって攻撃される。妊娠女性には中絶効果があり、避妊効果もある。反復接種で不妊効果は延長できる。さらに、WHO研究者たちは、より強力な『不妊ワクチン』の開発に取り組んでいる。それは遺伝子組替え(GM)技術を応用する。WHOは刊行物で『予測不能な先進国の人口増加を抑制する』―という長期目的を表明している」

悪質なのは、これらWHO"不妊ワクチン"が「破傷風ワクチン」などに偽装され、接種されてきたことだ。二〇一四年、これらワクチンを分析したところ、不妊成分hCGが試料の半分から検出された。つまり、ケニアで展開された「破傷風撲滅キャンペーン」の正体は、"人口抑制"キャンペーンであった。(p.p.298-299)

     *****************

ペンタゴン(米国防総省)の「生物化学兵器」予算請求の公聴記録。(極秘扱い)

(第九一米国議会下院・歳出委員会小委員会での公聴会)(一九六九年六月九日)

そこで、生物兵器製造を担当するドナルド・M・マッカーサー博士が次のように証言している。

「……生物兵器が微生物であることは、皆さんのすべてがご存知のことと思います。(中略)今後、五年から十年以内に、これまでに知られているいかなる病原性微生物とも、いくつかの重要な側面で異なる新しい感染性微生物を製造することが、恐らく可能になるでしょう。このような微生物の最も重要な点は、われわれが感染症を制圧するのに頼っている体内の免疫系と医療には、恐らく対処できないであろう……ということです。これが、実行可能であるか?明らかにする研究プログラムは、一〇〇〇万ドルの総費用で、五年以内に完了できるでしょう」

‥まさにエイズ・ウイルス(HIV)の実像そのものだ。そして、米軍部は、請求通りの予算を獲得し、研究開発に没頭した。そして―、最初のエイズ患者が、ニューヨークに出現したのは、まさにマッカーサー博士が予言したとおり一九七九年、春のことである。

エイズ・ウイルスが遺伝子組替えで合成されたウイルスなら、いったい、何と何を組み合わせたのだろう?その謎もゼーガル夫妻は解明している。

「……ピスナウイルスは、羊の脳細胞を致命的に破壊することで知られています。(いわゆる狂羊病)。しかし、人間への感染性はありません。『これは、このウイルスの粒子表面(エンベロープ)に、ヒト細胞のたんぱく質と結合するたんぱく質がまったくないためです』(ゼーガル博士)、ところが、博士はエイズ・ウイルスの構造を調べて、その遺伝子配列(ゲノム)には『ヒトT細胞白血病ウイルスのゲノムの一部と類似する領域がある』ことを発見した。この白血病ウイルス(HTLV-I)は、人間に一種の血液ガンを生じさせて、T4細胞の内部で増殖します」(『超インフルエンザ』)

ここで、T4細胞とは「T型白血球細胞」のことである。これは、外部から侵入したウイルスや細菌などを攻撃する免疫細胞の一種。

「……つまり、博士は、エイズ・ウイルス遺伝子配列は、ピスナ・ウイルスと白血病ウイルスの遺伝子を"つなぎ合わせた"ものであることを見抜いたのです」(同)

ちなみにエイズ・ウイルス(HIV)を合成した施設も判明している。それは、ペンタゴン(米国防総省)管轄のメリーランド州フォート・デトリック研究所である。 

   *****************

「新型コロナは、『人工的に二種のウィルスを合体した』キメラ(人造生物)の可能性が濃厚だ」([ソルボンヌ大学] A・アサニン博士 進化生物学 2020/3/19)

「……アメリカの科学者は、すでにコウモリなど動物のコロナウイルスの"ハイブリッド"の人工ウイルスを完成させている。二〇一三年には、すでに研究者たちは、この新型コロナウイルスを、人間に感染させる方法を研究している」(科学誌『ネイチャー・メディスン・ジャーナル)   

 *****************

新型コロナウイルスのパニック発生直前に、アメリカの大企業のCEOが次々に退陣していたことが、明らかになった。その数は史上最大の一四〇〇人にたっする。これらCEO大量退職は、二〇〇六年のリーマンショックをも、上回る。それも、コロナショック直前の大量辞任だ。

「まるでコロナ不況を見越したかのようだ」「事前に知っていたのではないか?」

その不自然な大量退職に、疑惑が浮上している。なぜなら、二〇二〇年は、未曾有のコロナ不況が世界を覆っているが、二〇一九年には、米国株式市場も好況が続いていた。大企業の多くは堅調に業績を挙げていた。だから、大企業のCEOにとって、辞める理由など、いっさい見当たらない。

    *****************

日本いや世界のメディアにとって、ワクチンについて、マイナス情報を流すことは厳禁である。それでも、悲劇はもれ伝えられる。

「高森町、健康被害で賠償金―下伊那郡高森町は…二〇一二年に町による麻疹(はしか)と風疹ワクチンの混合ワクチンの集団予防接種を受けた後、急性小脳炎と診断された女性=当時一三歳=への賠償額五五三万円余を決定する議案を議会に提出。原案通り可決された。女性は二〇一九年二月、予防接種法に基づく国の健康被害救済制度の認定を受けた。町が認定を基に支払うべき賠償額を算定していた」

小さな一段の新聞記事だ。内科医、内海聡医師は、二〇二〇年一月二三日、こう綴る。

「……まさに氷山の一角。おそらく、小脳炎だけでも全国に一〇〇倍から数百倍はいると推測する。アメリカのワクチン強制化の流れも、日本でうるさいのも、ロビー活動の結果に過ぎない」(フェイスブックより)

   

Sunday, October 11, 2020

荒谷卓『戦う者たちへ』

Araya, T. (2015). Tatakau monotachi e: Nihon no taigi to bushido. Namikishobo.

政府が認めた拉致認定者は現在まで十七人だが、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)による拉致の可能性を調査する市民団体である「特定失踪者問題調査会」によれば「拉致の疑いが否定できない特定失踪者は、二百五十人以上にのぼり、うち拉致の疑いが高いとした失踪者は七十人以上に達している」という。

この人たちは、まったくの一般市民で特別の人が狙われたわけではない。しかも、拉致現場は日本全国のみならず海外にまで及ぶ。特に問題なのは、拉致に加わった犯人が、いまだ一人も捕まっていないということだ。

この拉致の状況をシミュレートするために、関係者とともに実際に拉致状況を再現してみた。その結果、国家も国民も警戒心の薄い日本では、どこでも簡単に日本人を拉致できることが認識できた。とはいっても、一人の人間を拉致するためには、情報をとって準備をし、拉致した被害者を国外に連れ出すのに、少なくとも十名以上の協力者が必要だ。しかも、これまでの手口からは、その土地に詳しい人物、つまり現地の日本人が加担していないと難しいということもわかった。 

このような拉致がこれまで頻繁に繰り返され、その犯人が一人も捕まっていないのに、誰もこの状況を危険視しないのはなぜだろうか。(p.p.1-2)