Friday, November 29, 2019

島村英紀 『多発する人造地震』

Shimamura, H. (2019). Tahatsu suru jinzō jishin: Ningen ga hikiokosu jishin. Tōkyō: Kadensha. 

第7章 地下核実験が起こす人造地震

<地下核実験を地震に見せかける工夫>

 地下核爆発は隠れて行うのに好都合で、探知されにくいという面も持っていた。こうして、地下核爆発は隠れて行われるようになり、米ソ両国では、地震学の知識を動員して、核爆発による地面の振動を自然に起こる地震に見せかける研究もさかんに行われた。(p.p.119-120)

Thursday, November 14, 2019

福山隆・池田整治 『[親米派・親中派]の嘘』

Fukuyama, T., & Ikeda, S. (2013). Shinbeiha shinchuha no uso: Nihon no shin no dokuritsu o habamu mono no shotai. Wanipurasu. 

防げたはずの地下鉄サリン事件

池田 …松本サリン事件が起こった際、事件現場の土壌の薬剤サンプルと、以前から異臭事案が問題視されていた上九一色村の土壌を、自衛隊の化学部隊にサンプリングさせてみたんですね。そうしたらピッタリ合ったんです。ということは、間違いなく松本サリン事件はオウム真理教によるものだと判断できるわけです。…
福山 
松本サリン事件直後の時点で?

池田 はい。[…]その時点で、普通ならば、当然すぐにオウムに強制捜査が入ってもおかしくありません。ところが、警察の上層部というか、そういうところが「待った」を掛けたのです。要するに、「オウムには手を出すな」と。[…] ②のグループ[※アメリカ議会や歴代アメリカ大統領など]から日本政府に圧力が掛けられたようで、国家公安委員長レヴェルから現場に「待った」が掛かったというわけです。(p.p.23-24)


焼け跡から武器が!驚くべき治安機関各所での危機対応の温度

池田 神戸の震災現場に出向いて情報収集をしているときに、ひとつの兆候として、焼け跡から武器らしきものが出てきたという情報がありました。それは、この震災で最も火災被害の大きかった神戸市の長田区からです。長田区といえば、在日朝鮮人が多く住んでいたことで知られていました。
福山 それは、そこに北朝鮮のコマンドがいたことの証左ではありませんか?
池田 
そうです。(p.30)
[…]
池田 [オウム真理教事件の]事後、強制捜査でわかったのですが、彼らはサリンの材料である三塩化リンの入ったドラム缶を七〇〇本持っていました—―これだけでも、仮にたった一本を東京に落としたら数万人が死ぬんですよ。それを七〇〇本持っていたわけですから……。
「[サリンを搭載した]ヘリが飛び立ちそうになったときはどうするのか?」と[警察に]聞いたら、「いや、それはそのときに考えるから」と。……もう、まったく話にならないわけです。(p.33)

麻原彰晃はトカゲの尻尾切り。「本体」は残存している

福山 もし仮に、ロシアや北朝鮮が一連の事件に関わっていたとするならば、大規模なテロを宗教団体に実行させるためには、破壊工作のスペシャリストやエージェントを対象国に入れるものですよね?あるいは各国の大使館、北朝鮮大使館はないから朝鮮総連あたりがサポート、コントロールして、日本の治安機関に捕まらないようにするはずです。…
池田 当然、オウムの中にそういうエージェントが入っていたと思います。そして、彼らが設備を全部つくったのではないでしょうか。[…]実は、サティアンの中でドラム缶七〇〇本の得体のしれない薬剤が見つかったとき、…直ちに、陸上自衛隊化学学校の甲元一佐以下11人の幹部だけで編成した処理チームをヘリで呼びました。…彼らに言わせると、これはもう専門の軍人がつくっているものだと。専門家が「イラク以上のもの」と言っているのですから、間違いないでしょう。[…]だから、そういう製造施設をつくることのできるレヴェルの連中がいっぱい来てたわけですよ。そして、「東京地方雨」というAMの怪電波で、日本の治安機関がそちらに向かっているから、とにかく逃げろということを、そうした人間に伝えたんでしょうね。
福山 それで、本部に潜入していたプロたちはもう姿をくらましていて、もぬけの殻になっていたと。
池田 結局、麻原彰晃という存在は、トカゲの尻尾切りなのですね。オウム教団施設に捜査が入って、教祖たる麻原が逮捕されても「本体」がそのまま残っているわけです。
福山 現下も残っている?
池田 はい。ということは、それは相当な影響力を持っているということなんですよ。逆に言えば、その影響力を「知っている」人たちはおびえながら、抗うことができないでいる。(p.p.43-45)


サリン事件と原発事故に通じる情報隠蔽

池田 松本サリン事件の後、オウムへの強制捜査に「待った」を掛けたお偉いさんたちは万死に値しますが、「三・一一」後のスピーディ[緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム]情報の隠蔽もひどかったですね。福島県浪江町の人たちが必死に避難しているところ、そこが二日後には高濃度の放射能で汚染されることがわかっているにもかかわらず、結局、最後まで言わないなんて……。でも、その情報はアメリカには政府が伝えているんですよね。
福山 アメリカに伝えたと同時に、アメリカは空中から正確に測定して。
池田 そうそう。にもかかわらず、出動する自衛官にも教えていないんだから。[…] 知らないうちに、気分が悪くなった作業員が現場からいなくなっているんですよ。でも、その作業員たちは病気になっても絶対訴えないという契約書にサインをしているから。ましてメディアとは絶対接触しない契約になっている。(p.p.60-62)
[…]

池田 ほんとにきちんと検証すれば、当時の政府にいた人たちは刑事訴訟ものですよ。人の、住民の「命」がかかっている話ですから。お金の話だったら、民事ですけどね。そんな人たちがずっと政権に居座っていたのに、特捜は何をやっていたかといったら、原発に反対する人を捕まえていた。(p.137)

自衛隊の人件費を削って賄う「トモダチ作戦」予算

福山 福島の話に戻りますが、現場に入った自衛官たちから後々、被曝障害が出るかもしれませんね。
池田 出ますよ。数字はあやふやですが、五〇〇〇人ぐらいは出ると思います。 […] それに放射線の測定も、ガンマ線だけではなく、アルファ線、ベータ線も調べなかったらキチンとしたことはわからないですよ。ほかにストロンチウムやプルトニウムなども測定しなきゃ。… しかし、そうした情報は派遣された自衛隊には行かなかったんです。米軍には入っていたので、「トモダチ作戦」と銘打ちながらも、八〇キロも離れていて支援していたわけです。しかも、「トモダチ作戦」の負担金、[※日本人の税金から]今後五年間で思いやり予算として一八五〇億円ですよ。(p.p.64-65)
[…]
池田 あと驚いたのは、例えば北海道有事が起こった場合のことです。一部の北海道の部隊が戦っている間に、ほかの陸上自衛隊が応援のために北海道に駆けつけることになるのですが、その部隊を北海道に送る輸送船を、当然、海上自衛隊の艦隊が守ってくれなきゃダメなんです。ところがですよ、その艦隊を海上自衛隊は出せないって言うんですよ。なぜなら、アメリカの空母を守らなきゃいけないからだそうです(笑)。…「いや、俺たちの役目はアメリカの艦隊、空母がやられないための駆逐作戦をすることだから」と……。
福山 海上自衛隊は[アメリカ]空母機動部隊の一部ということですね。(p.p.202-203)
[…]
池田 東南アジアで米軍基地を置いている国はもはやありません。とはいえ、中国がベトナムやタイ、フィリピンでいろいろやっていますが、全然、侵略はされていません。…だから、同盟と基地を置くということは別物なんですよ。基地は、その国を隷属させるために置いているものだと、そろそろ日本人は気づかないといけません。(p.p.269-270)

ハリウッド映画でわかるアメリカ

池田 ‥ハリウッド映画を見てみると、彼らが何をやりたいというのが、けっこうよくわかりますね。[…]例えばですね、『地球が静止する日』(一九五一年公開。二〇〇八年リメイク版公開)という作品があったんですよ。[…]人類を滅ぼす小さな虫って何を意味しているかというと、要するに人工ウイルスなんです。‥これから何がわかるかというと、彼ら―世界金融支配体制―、は次にはウイルスでテロを起こし、人類を滅ぼそうとしていることです。
「そんなバカな」という人がいますが、現実に彼らはウイルスを使った人口統制を過去に行ってきました。例えば天然痘の種痘と偽って黒人に投与していたのがエイズ・ウイルス、それから中国人をターゲットにしたのがSARS、そして日本を狙ったのが鳥インフルエンザだったと私は考えています。(p.76)


ウイルス・テロの狙いは金儲け?

池田 実は、創価学会と対立している五井野正博士という人が、かつてSARSウイルスが中国で集団発生したときに、『週刊ポスト』誌上で「SARSは中国人を狙った生物兵器テロである」と指摘したら、拡大感染はピタッと止まったんです。それから、豚インフルエンザが第一次世界大戦のときと同じウイルス・テロであると、私が指摘した記事が『週刊SPA!』に掲載されると、それ以降のメディアを使ったワクチン接種キャンペーンは止まりました。
[…]
宮崎県の口蹄疫ワクチンに続いて、日本人を絶滅に陥れる可能性のある「子宮頚がん予防ワクチン」狂騒が始まりました。…子宮頸がんワクチンには、動物の断種のためのタンパク質、蛾の遺伝子を操作したアジュバンド(補助剤)を入れています。しかも免疫増強剤として、有機水銀やアルミニウムなども含まれていると言われているのです。 あんなものを打ったら子供が、できなくなりますよ。…ちなみにアメリカでは下流階級の子女が多く通う学校などでは全員接種が義務づけられていますが、上流家庭の子供は接種していないそうです。(p.p.77-78)