Showing posts with label Mind Reading. Show all posts
Showing posts with label Mind Reading. Show all posts

Wednesday, February 4, 2026

玉城健一 『実話 集団ストーカーに加担する悪党警官の実態』

玉城, 健一, & Tamaki, K. (2024). 実話集団ストーカーに加担する悪党警官の実態 : 真面な人間を精神病者に仕立て上げる方法. Tsumugi shobo.

 私が受けた嫌がらせは、第三者から見るとただの偶然にしか見えず、とても嫌がらせには見えない。彼らが利用した嫌がらせは、専門家の間でガスライティングと呼ばれている手法で、証拠を取るのが難しい方法だった。(p.2)

私が警察官時代に聞いた話では、公安警察の仕事はスパイやテロリストなどの監視が仕事だが、田舎の警察署の公安担当者は、監視対象となる人物が少ない又はいないため、時間を持て余し暇である。そのような場合、監視する必要のない一般市民の中から適当に監視対象を決めて、監視練習(ネットの閲覧履歴、通話履歴、部屋の盗聴、ゴミの持ち去りによる生活パターンの把握と個人情報の入手、尾行などによる行動パターンの把握など)を行うこともあるという。私は、この監視練習となってしまった。このような行為は、本来の監視対象ではない一般市民に行なう行為のため、警察による人権侵害と職権乱用罪になる。
この本を読んでいるあなたは、他人事のように思っているかもしれないが、あなたも監視練習の対象になる可能性は十分にある。
…本書によって、本当の悪党に立ち向かう勇気をもってもらいたいと思う。(p.p.3-4)

この悪党警官は集団ストーカーどもを操り陰険なやり方で私に嫌がらせを仕掛けてきた。彼らは、嘘や誇張した情報を世間に流し、私を悪人に仕立て上げようとした。しかし、本当の悪党は、世間を騙し善人の仮面を被った彼らの方なのだ。最終的に私は彼らを撃退することに成功した。この本にその過程を詳細に記した。忘れないでほしいのは、彼ら悪党どもは、嬉しいことを嬉しいと感じ、悲しいことを悲しいと感じ、怖いことを怖いと感じる、私たちと同じただの人間だということである。本書によってあなたは集団ストーカーに打ち勝つことができるし、警察による監視練習の対象となってしまった時の対抗策も知ることができる。

〇私が行なった集団ストーカー撃退方法は、絶対に他言無用でお願いしたい。貴方が死んであの世に行っても秘密にして欲しいのだ。もし、貴方が約束を破ったら、私は貴方を一生恨みます!。この言葉が、本を使った貴方への脅迫状だと言われても仕方ないと思っている。そして、覚悟がある方だけ、このお話の続きを読んでもらいたい。(第三章 悪党抹殺計画より)
〇日常動作を悪用し相手をノイローゼにする方法
〇真面な人間を精神病者に仕立て上げるには
〇加害者にもかかわらず、被害者になりすまし周囲を誤魔化す方法
〇警察官は聖人君子ではない!悪い奴もいるよ!
〇無知に付け込み市民を脅迫する警察
〇仕返し目的で職権を乱用する悪党警官
〇嘘だろ!警察は納税額で悪党か善人かを決める
〇ど暇警察による市民監視練習の実態
(Amazon.co.jp)

Monday, April 10, 2023

紺野大地:池谷裕二 『脳と人工知能をつないだら、人間の能力はどこまで拡張できるのか』

紺野大地 池谷裕二 紺野大地 1991- & 池谷裕二 池谷裕二. (2021). 脳と人工知能をつないだら 人間の能力はどこまで拡張できるのか : 脳ai融合の最前線. 講談社.

「念じる」だけでロボットをあやつる

50年以上前に始まったBMI (Brain Machine Interface)の研究は、まずマウスやラットから始まり、徐々にサルへと進んでいきました。その後、安全性に十分に配慮しながら着実に研究は進んでおり、2012年の時点では人間の患者さんにおいて、念じるだけでロボットアームを動かし、ペットボトルの水を飲むことに成功しています。
最近では車椅子やロボットをあやつるだけでなく、考えていることを直接文章にしたり、他の人が見ている夢の内容を見たりすることもできるようになってきています。(p.p.43-45)

患者に短文を音読させ、その間の脳活動を記録するという一連の流れを繰り返すことで、人工知能は「こういうことを話しているときには、脳はこういった活動をする」という関係性を学習していきます。人工知能がこの対応づけをきちんと学習することができれば、その人工知能を逆方向に用いることで、その人の脳活動から文章を予測することができるようになります。
…そしてこの研究がさらにすごいのは、「文章を音読せずに頭の中で思い浮かべるだけで、その文章を予測できるようになった」という点です。これが可能になったのは「文章を音読しているとき」と「文章を声には出さずに思い浮かべているとき」の脳の活動が似ているからです。
最終的にこの研究では、「頭の中で考えていることを文章に翻訳する精度」が最大で97%に到達したと主張しています!(p.p.69-70)

先ほどの「考えていることを文章に翻訳する人工知能」のときと同じように、「こういう夢を見ているときにはこういう脳活動をしている」という関係をひたすら蓄積することで、人工知能は脳活動と夢との関係性を学習していきます。
人工知能が一度この対応づけを学習してしまえば、今度は逆に「脳がこういう活動をしているということは、この人はこういう夢を見ているはずだということが予測できるというわけです。
…この研究を行なった神谷先生らのチームは、最近は「頭の中にあるイメージをそのまま画像にする人工知能」を開発中です。(p.p.75-77)

Wednesday, December 11, 2019

甘利俊一 『脳・心・人工知能』

Amari, S. (2016). Nō, kokoro, jinkō chinō: Sūri de nō o tokiakasu. 

心を読む ――脳と機械を結ぶ技術BMI

脳科学は、脳の仕組みを明らかにしたい。もし脳内の情報が外部から読み取れるなら、研究が大いに進む。こうして登場したのがBMI(Brain-Machine Interface)である。

…さらに、外部から脳に情報を直接に入れることができれば、これもまた素晴らしい技術が作れる。目の見えない人の脳に、視覚情報を直接送ることができるようになるかもしれない。現に人工内耳は、聴覚細胞を直接に刺激して外の情報を脳内に送り込む。


…BMIは脳内の情報を取り出して解読し、また、脳に情報を直接送り込む技術の総称である。脳内から取り出した情報をコンピュータで解読し、これを処理して再び脳に送り込めば、脳とコンピュータをつないだ仕組みができあがる。アメリカの軍事技術として誕生したとはいえ、これは脳科学、そして現代社会に大きな影響をもたらす技術である。(p.p.219-220)

ATR脳情報通信総合研究所の川人光男に代表されるグループは、脳の活動の情報をただそのままフィードバックして知らせるのではなくて、しかるべき部位の脳情報を解読してこの情報[いまが望ましい状態にいるか否か]をフィードバックする技術を開発した。…これを「脳情報複合フィードバック法(DecNef:Decoded Neurofeedback)」という。(p.221)

…斜め30度の線分を検出する[脳内の]部位のニューロンが活動したとしよう。脳は必要なとき以外にもいろいろな活動を行っているから、これは線分を見ていないときでも起こるし、他の角度を見ているときや安静時にも起こる。

被験者には何を測定しているのかを知らせることなく、この脳内情報を解読して、30度の線分に対応するニューロン活動があれば、いまはよい状態、そうでなければ悪い状態であることを知らせる。

被験者は何がよいのか、何を基準としているのかはまったくわからない。それでも、このように状態のよい・悪いを知らせることで、この被験者の30度の線分に対する検出の感度がわずかとはいえ上がり、これが何週間も保持される。脳の回路のシナプス結合に変化が起こり、ダイナミックスの特性が変わったといってもよい。脳への介入である。(p.222)

心を操作することも可能になる

脳は驚くほどの可塑性があり、脳内のシナプス結合は常時変えられる。…そこで、脳の情報を解読し、その状態が何に対応する[反応している]のか、その[状態にあることの]良し悪しを[実験者が]決めてフィードバックすれば、[被験者の]脳はその方向に[シナプス]結合を変えていくというわけである。…これだと、何をフィードバックしたのかが本人にわからないうちに、特定の情報に適合するように脳を改変できることになる。

…女性の顔写真を何枚か準備して被験者に見せたとしよう。被験者は、写真を見てどの女性が好きであるかを答える必要はない。ただ、実験者がある女性の顔を見たときに被験者に起こる脳内活動をよい状態であると、仮に決める。そして被験者の脳内にこのパターンが起こるたびに、これを好ましい状態として、いま何を見ているかには関係なくフィードバックしていく。
すると、被験者には何もわからないうちに、実験者が決めた特定の女性に対する好感度が上がり、これがある期間保持される。つまり、誰かを好きになるという感情を、本人が知らないうちに操作できてしまうのだ。(p.223)

Saturday, September 28, 2019

白石拓 『透明人間になる方法』

 -- スーパーテクノロジーに挑む
Shiraishi, T. (2012). Tōmei ningen ni naru hōhō: Sūpā tekunorojī ni idomu. Tōkyō: PHP Kenkyūjo. 

念じてコンピュータを操作

二〇〇九年にはホンダのロボットASIMOを脳で念じて動かす実験に成功した。…「近赤外光脳計測装置(NIRS)」と脳波計測の二つを併用して、被験者の脳神経活動の読み取りを強化した。NIRSは、近赤外線を頭蓋から照らし、脳に当たって反射する光を捕らえて、脳血流の変化を計測する装置である。
被験者はまず「右手」「左手」「足」「舌」の単語について、それぞれ自分のイメージを思い浮かべる練習をする。…そして、そのときの神経活動データを蓄積し、計測データから単語を特定するアルゴリズムを構築した。こうした結果、被験者が「左手」(のイメージ)を思い浮かべただけで、ASIMOが左手を上げる動作をすることに成功した。(p.p.40-41)

脳リーディングを利用した犯罪捜査

たとえば、被験者を尋問する際、犯人しか知り得ない事実や写真を提示すると、被疑者がもしそれを知っていればP300という事象関連電位[脳波]が発生する。P300の発生も不随意で、被疑者が「知らない」と答えても記憶と合致すると必ず出るのでウソをつくことができないのだ。(p.49)

脳内の映像を読み取るfMRIと認識パターン


さらに二〇一一年、アメリカ・カリフォルニア大学バークレー校の西本伸志研究員らのチームが、やはりfMRIを使って、映画の予告編を見ている被験者の脳活動を読み取り、ぼんやりとした映像ではあるものの、動画の再生に成功した。…この技術を使えば、人が見ている夢や空想していることをディスプレイに映し出すことも不可能ではない。脳リーディングの技術は確実に進歩している。(p.53)

Sunday, November 19, 2017

日経BP『AIが同僚』

= MY CO-WORKER IS AI. : あなたはたのしく一緖に働けるか

Nikkei BP. (2017). Eai ga doryo: Anata wa tanoshiku issho ni hatarakeruka. Nikkeibipisha.

電子メールを分析して情報漏えいの恐れがある社員を抽出
「情報漏えい予備軍」を分析▷▷▷FRONTEO


…「情報漏えいなどの不正を起こす人は、会社での人間関係や待遇、それに借金や家族環境といった個人的な事情をきっかけに情報漏えいをしやすい状況が醸成される」と想定。導入企業で監査の担当者が少量のメールを精査し、会社への不満や相手からの情報送信の催促などが含まれるか否かに仕分けする。
 次に、これらのメールに出てくる文言をAIが比較し、監査担当者の仕分けの判断基準を機械学習する。…単語に、品詞レベルで0点から1万点までのスコアを付けて重み付けし、メールごとにこのスコアを加算し、算出する。
 例えば…「大して仕事もしない連中がいて腹が立つ毎日です」という一文があればスコア5500といった具合だ。算出したスコアが高ければ高いほど、監査担当者が「情報漏えいに関係しそうな内容が含まれる」と判断したメールに内容が近くなる。
…監査担当者は当該従業員に直接警告したり、警告しないまま監視を継続したり、あるいはデジタルアーツのm-FILTERを使って、メールの送受信やファイルのメール添付などを制限したりできる。(p.p.139-140)



AIが一人ひとりの好みを判断
1万2000通りのDMで売り上げ向上
ECサイトの販促業務▷▷▷はるやま商事


ECサイトで着てみたい服を数点選ぶと、AIがその人の好みをデータ化して、コーディネイトを提案してくれる方法を検討している。(p.92)


顧客の嗜好をAIが分析
一人ひとりに最適な商品を提案
店頭接客▷▷▷三越伊勢丹


スタイリスト(販売員)がタブレット端末を携えていた。「AIが搭載されたファッションアプリです。タブレットに表示されているアイテムの中で好きなものをタップしてみてください。」
…1秒もかからずにタブレットには新たな商品が表示される。顧客の好みを学習したAIが…約800アイテムの中から商品を提案するのだ。(p.102)
[…]
Tポイントカード約5000万人のデータもある。…これらのデータを基に、お客さまの行動やライフスタイルを分析できる。…例えば、コンビニで高いペットボトル飲料を買っている人は百貨店の利用率が高いのか、何を購入しているのか、すべて分かる。(p.p.110-111)

Wednesday, October 25, 2017

Sample, I. et al, 'The brain can't lie'

「脳、ウソつかない」
Brain scans can reveal how you think and feel, and even how you might behave. No wonder the CIA and big business are interested.(脳をスキャンすれば、人が考えてる事、感じてる事、そしてどう行動するだろうかまで丸見えになる。どうりでCIAや大企業が興味を示すわけだ。)
Ian Sample and David Adam
The Guardian. Nov. 20, 2003

[...]

The suggestion that brain scans could reveal not just our future health, but the intricacies of our personalities and how we might behave in a given situation, is unsettling enough to some scientists that they want legislation to stop brain-scan records falling into the wrong hands. "We're starting to get detailed information from these brain-scan experiments and soon people are going to be able to use it to predict an individual's behaviour," says Paul Glimcher at the Centre for Neuroscience at New York University. "That information has got to be proprietary to the individual."

[...]

Three years ago, scientists at University College London used fMRI to investigate the essence of love. They recruited people who confessed to being hopelessly in love with their partners and showed them a series of photographs of people they knew, one of which was their partner. Although brain activity was different in each individual, the researchers found that in every case, four specific regions of the brain lit up each time they saw the one they loved. The researchers announced that they had discovered the brain's common denominator of romantic love.

[...]

Zak says fMRI stands to make a big impact in what has been dubbed "neuro-marketing". As an example of how fMRI might be used, Zak proposes a company that wants to increase its sales of milk. One way it might is to gather a group of people who like milk and scan them as they drink a glass. Some of the regions of the brain that buzz with activity might be triggered by any drink, but others may be triggered only by milk. Find other stimuli that trigger these regions of the brain and it could help you work out what it is that makes milk enjoyable, says Zak. Suppose objects from your childhood made those regions of your brain flicker. It might be that milk was evoking a sense of nostalgia, reminding you of when you got milk at school.

Monday, October 23, 2017

Miyawaki, Y. et al."Visual Image Reconstruction from Human Brain Activity using a Combination of Multiscale Local Image Decoders"

Miyawaki, Y., Uchida, H., Yamashita, O., Sato, M. ., Morito, Y., Tanabe, H. C., Sadato, N., ... Kamitani, Y. (January 01, 2008). Visual Image Reconstruction from Human Brain Activity using a Combination of Multiscale Local Image Decoders. Neuron Cambridge Ma-, 60, 5, 915-929.

[...]
In the present study, we attempted to reconstruct visual images defined by binary contrast patterns consisting of 10 × 10 square patches (Figure 1). Given fMRI signals, we modeled a reconstruction image by a linear combination of local image bases  (Olshausen and Field, 1996).
[...]
We have shown that contrast-defined arbitrary visual images can be reconstructed from fMRI signals of the human visual cortex on a single trial basis. By combining the outputs of local decoders that predicted local contrasts of multiple scales, we were able to reconstruct a large variety of images (2100 possible images) using only several hundred random images to train the reconstruction model. Analyses revealed that both the multivoxel and the multiscale aspects of our method were essential to achieve the high accuracy. Our automatic method for identifying relevant neural signals uncovered information represented in correlated activity patterns, going beyond mere exploitation of known functional anatomy.
Although our primary purpose was to reconstruct visual images from brain activity, we also performed image identification analysis to quantify the accuracy (Figure 3). Analysis showed that nearly 100% correct identification was possible with a hundred image candidates and that >10% performance could be achieved even with image sets of 107.4–1010.8 using 6 block-averaged data, and with image sets of 105.8–108.5 using 2 single-volume data.
[...]
However, experiments have shown that neural and behavioral responses to a localized visual stimulus are affected by surrounding stimuli. Such phenomena known as contextual effects (Kapadia et al., 1995, Meng et al., 2005, Sasaki and Watanabe, 2004, Zipser et al., 1996) could compromise the linearity assumption. However, the random patterns rarely contain specific configurations inducing contextual effects enough to bias the training of the local decoders. Thus, the influences from contextual effects may be negligible, and predictions from local decoders are largely based on fMRI signals corresponding to the local state of the visual stimulus.

Sunday, October 22, 2017

Bartolucci, V. et al. "What Does Neuroethics Have to Say about the Problem of Dual Use? "

In Rappert, B., & In Selgelid, M. J. (2013). On the dual uses of science and ethics: Principles, practices, and prospects.

Chapter Title: What Does Neuroethics Have to Say about the Problem of Dual Use?
Chapter Author(s): Valentina Bartolucci and  Malcolm Dando
 

[...]
With regard to neuroimaging, there are numerous discussions of the possibility, and thus implications, of being able to detect when people are intentionally carrying out a deception. There has been wide discussion of the implications of being able to detect, through neuroimaging, people’s desire for certain products and the consequences of the growth of ‘neuromarketing’. Concerns have also been expressed about the dangers to privacy if such personal characteristics can be elucidated by neuroimaging.
[...]
Neuroethics addresses the various philosophical issues around the relationship between brain and mind as well as practical issues about the impact upon society of our ability to understand and manipulate the brain.
[...]
Furthermore, as pointed out by Jonathan Moreno, the 11 September 2001 attacks have resulted in increased efforts to exploit all technical possibilities for enhancing security. The Pentagon’s Defense Advanced Research Projects Agency (DARPA) is supporting work at Lockheed Martin on remote brain prints and the scientist in charge already claims to be able to tell if a person is thinking of a certain number. In the words of Moreno, ‘a striking aspect of much of this and other national security work being done in the field of neuroscience is that it is “dual use”—potentially applicable to medical therapy or other peaceful purposes as well as combat, riot control, hostage situations, or other security problems'.


Saturday, October 14, 2017

池谷裕二『単純な脳、複雑な「私」』

Ikegaya, Y. (2013). Tanjun na nō fukuzatsu na watashi: Matawa jibun o tsukaimawashinagara shinka shita nō o meguru yottsu no kōgi. Tōkyō: Kōdansha. 



     *****



 人の海馬[Hippocampus]に細い電極を刺して、ニューロンの活動を記録してみてわかったことなんだけど...
 たとえば、君が何か思い出すとしようか。何でもいい。たとえば好きな映画のこととかね。すると、それを思い出して、意識にのぼるよりも前に、その映画に対応する海馬のニューロンが活動を始めているんだ。(Gelbard-Sagiv H. et al. Internally generated reactivation of single neurons in human hippocampus during free recall. Science. 2008)
 ニューロンが活動すると、その1.5秒後に、そのニューロンに対応した内容を思い出すんだよね。つまり海馬の活動を見ていれば、君が何を想起するのか、その内容を、君よりも先に知ることができるってことだ。(p.265)



ありもしない色が見えてくる

…外界にピンク色が存在しているかどうか、あるいは、ピンク色が光波として網膜に届いているかどうかは、あまり重要なことではなくて、脳の中のピンク色担当のニューロンが活動するかどうかが、「存在」のあり方、存在するかどうかを決めていることになります。

目を介さずに、大脳皮質で直接「光」を見る?

 それは大脳皮質に光を感受するチャンネルをつくらせたらどうなるかという実験だ。(Huber D. et al. Sparse optical microstimulation in barrel cortex drives learned behaviour in freely moving mice. Nature. 2008) ニューロンそのものに光アンテナを発現させるんだよ。…その結果、[オペラント条件付けされた通りに]ちゃんとニューロンに光が届いているときだけ、右側に行ってエサを取ることができるようになった。(p.240)

脳を記録すれば心は読める

…みなさんのピンク色ニューロンの活動を記録しておけば、そのニューロンが活動をやめたら、「あ、今、ピンク色は見えてないでしょう」と言い当てることができるわけですよね。こんなふうに脳を覗かれると、すべてはバレバレ、私たちの心が読まれてしまう可能性があります。
 これを応用すると、嘘発見器ができ…私が知る限り最も成功しているのは、このマーク・ジョージらが率いる研究グループでしょうか。(George MS., et al. Detecting deception using functional magnetic resonance imaging. Biol Psychiatry, 2005)

 ちなみに、インドでは世界に先がけて、MRIの嘘発見画像が法廷で証拠として使われています。
(p.p.33-35)


 もうひとつ、おもしろい話をしましょう。(Coan JA., et al. Lending a Hand: social regulation of the neural response to threat. Psychol Sci. 2006)…"Lending a Hand"つまり「手を貸す」というタイトルがついています。…ここではボランティアの既婚女性に研究室に集まってもらって、脳の活動を調べています。
 何をするかというと、手に強い電気刺激を与えるんです。痛いんですよ、ビリビリと。…そこで、次に何をやったかというと…旦那さんに脇でもう一方の手を握ってもらったんですよ。…すると驚くべきことに、恐怖の反応が減るんですよ。島皮質といって嫌悪感を感じる脳部位の活動が、夫が横で手を握っていると減ります。…おもしろいことに、見知らぬ人が手を握った場合は、何の効果もないんです。

脳を覗かれる

…奥さんの信頼度が高いほど、鎮痛効果も高いということです。だから旦那としては「オレたちは円満だろう」と自信満々で手を握ったらまったく[島皮質の]活動が減らなかったなんてこともあるわけです。…裏を返すと、脳さえ見れば、妻が夫のことをどれだけ愛しているかを測定できてしまうということですね。

…僕はこれを「脳ハラスメント」と呼んでいるのですが、言ってみれば、脳の反応はプライベートなものです。個人情報だから本来は知られたくないこともたくさんある。…考えている内容がバレてしまったら、すごく恥ずかしいとか、人間関係の上で都合が悪いとか、いろいろと支障があるでしょう。どうですか。やっぱり人って、素裸を見られるよりも、脳内を覗かれる方が恥ずかしいと、私は思うのですが。
 現代科学ではともすると、そういった心の動きまで手に取るようにわかってしまう可能性すらあるわけです。(Miyawaki Y, et al. Visual image reconstruction from human brain activity using a combination of multiscale local image decoders.,etc)

 だから今、神経科学では、研究における倫理性をしっかり確立していこう、やっていいことと悪いことの基準を確立しようという方針があって、最近では「神経倫理学」という新しい学問も生まれています。(Illes J., et al. Neuroethics: a modern context for ethics in neuroscience. Trends Neurosci, 2006.,etc)
(p.p.37-39)


「心が痛む」ときは、脳でほんとに痛みを感じてる

 これを端的に示す実験がある。…最初は3人で楽しく遊んでいるんだけど、ほかの2人同士でゲームを楽しんでいて、本人だけが「のけ者」になったという状況になる。…そんな状況に置かれたときの脳の反応をMRIで測定してみたわけ。そしたら驚くことに、<[身体に損傷を受けた]痛み>に反応する脳部位と同じ領野が活動したんだ。…つまり、脳から見ると、仲間外れにされたときの不快な感情は、物理的な「痛み」と同質なものだといえる。(p.167)
(Eisenberger NI. et al. Does rejection hurt? An FMRI study of social exclusion. Science. 2003)


僕らの「心」の働きは、進化の過程の「使い回し」の結果

 相手の痛みを理解するという「共感」の心は、やはり[身体が損傷を受けているときの]「痛み」から生まれているんだね。実際、憎しみがあって、「痛い思いをして、ざまをみろ」と感じているときには、共感回路は活動しないの(笑)。
(Singer, T. et al. Empathic neural responses are modulated by the perceived fairness of others. Nature. 2006)
…モノを破壊するときも傷み回路が活動するんだよ。とくにまだ使えるようなもの、テレビとか冷蔵庫とか、あるいはボールペンでもいい、まだ使えるものをハンマーで壊すシーンを見ると、「ああ、もったいないなあ」と思うでしょ。その場合も痛覚系の神経回路が活動する。(p.p.170-172)


自分か他人かを区別できなくなる

 TMS[Transcranial Magnetic Stimulation]という実験装置を使う。…頭皮の表面から強烈な磁場をかけて、脳の一部をマヒさせる刺激装置だ。これを使うと、ある特定の脳領域の活動を一時的に抑制することができる。たとえば言語野をマヒさせれば、その瞬間は言葉が出せなくなる。視覚をマヒさせると視野の一部が欠ける。
 この装置を使って、側頭葉のある部分を刺激してマヒさせると、写真に写っている人物が自分か他人かわからなくなってしまうんだ。
(p.173)


Picture from CRAM

幽体離脱を生じさせる脳部位がある

…脳を直接に電気刺激して活性化させる実験もある。…たとえば、運動野を刺激すると、自分の意志とは関係なく、腕が勝手に上がったり、足を蹴ったりする。視覚野や体性感覚野を刺激すると、色が見えたり、頬に触れられた感じがしたりする。
…頭頂葉と後頭葉の境界にある角回[angular gyrus]という部位。この角回を刺激されるとゾワゾワゾワ~と感じる。(Arzy S., et al. Induction of an illusory shadow person. Nature. 2002)…自分のすぐ後ろに、背後霊のように誰かがベターっとくっついている感じがするようなの。うわーっ、だれかにつけられている。だれかに見られている……強烈な恐怖を感じるんだって。
 でもね、その実態を丁寧に調べてみると、自分が右手を上げると、その人も右手を上げるし、左足を上げてみると、その人も左足を上げる。…そう実は、背後にいる人間は、ほかならぬ自分自身だ。
 要するに、「心」は必ずしも身体と同じ場所にいるわけではないってこと。…この例では、頭頂葉を刺激すると、身体だけが後方にワープする。
 この実験でおもしろいのは、その「ゾワゾワする」という感覚について尋ねてみると、背後の“他者”に襲われそうな危機感を覚えているという点だ。これはちょうど統合失調症の強迫観念に似ているね。
…さらに仰天するような実験がある。(Blanke O., et al. Stimulating illusory own-body perception. Nature. 2002) …[右脳の角回を]刺激された人によれば「自分が2メートルくらい浮かび上がって、天井の下から、自分がベッドに寝ているのが部分的に見える」という。…幽体離脱だね。専門的には「体外離脱」と言う。
…幽体離脱というのはそんな珍しい現象じゃない。人口の3割ぐらいは経験すると言われている。ただし起こっても一生に1回程度。…今や装置を使って脳を刺激すれば、いつでも幽体離脱を起こせるようになってきた。(p.p.173-175)


How to control someone else's arm with your brain | Greg Gage

意図を生みだす中枢

 運動準備野[運動前野と補足運動野]が活動すると、次に運動野が活動して、すると体が動く。…つまり、意志が生まれるよりも先に活動する脳部位とは「運動準備野」のことだね。
 これは脳の刺激実験で検証できる。たとえば、運動野を刺激すると勝手に体が動いてしまうよね。右脳の運動野の腕を支配する領域を刺激すると、左腕が動く。本人の意図とは関係なく、自動的に動いてしまう。(p.261)

Sunday, October 8, 2017

池谷裕二『脳には妙なクセがある』

ikegaya, . (2013). Nō niwa myōna kuse ga aru. Tōkyō: Fusōsha.

どの脳部位が何を担当しているかを示す脳範囲

…脳を直接電気刺激して調べた実験があります。…ある場所を刺激すると耳に何かが触れた感じがしたり、また別の場所を刺激すると視野に光が見えたり、昔の記憶が蘇ったりします。こんな実験を繰り返すと、どの脳部位がなにを担当しているかという「脳地図」が描けます。

(Sirigu, A. et al. Movement intention after parietal cortex stimulation in humans. 2009)


「自己認識された自分」と「他者が見た自分」

[脳を直接電気刺激する実験で]頭頂葉[parietal lobe]のある場所を刺激したところ、手や腕や唇など、身体の特定のパーツを動かしたくなりました。動かしたいという「意志」が電気刺激で生まれるわけです。 ただし実際には動かしてないことに注意してください。欲求のみが生まれるのです。つまり頭頂葉は「意志の宿る脳回路」です。

…[「前運動野」という部位]を刺激すると、刺激場所に応じた身体のパーツが実際に動きます。…ところが実際に動いているにもかかわらず、本人には「動いた」という自覚がありません。
(p.p.267-270)
How to control someone else's arm with your brain | Greg Gage



カリフォルニア大学のアディン博士らが行った実験によれば、TMSという装置[*Transcranial Magnetic Stimulation: 狙った脳回路を短期間だけ不活性化させる磁気刺激装置]を使って右側の「頭頂葉」の下部を麻痺させると、写真に映った[自分の]顔が自分なのか他人なのか区別できなくなってしまうようです。頭頂葉は時空認識に大切な脳部位とされています。この実験から「自分」という存在は、脳内の時空の中で創作されていることが想像されます。
(Uddin, LQ. et al, rTMS to the right inferior parietal lobule disrupts self-other discrimination. 2006)

(p.298)

Picture borrowed from Center For Brain

Sunday, October 1, 2017

『坂本真樹先生が教える人工知能がほぼほぼわかる本』

Sakamoto, M. (2017). Sakamoto maki sensei ga oshieru jinko chino ga hobohobo wakaru hon. Omusha.

人工知能の嗅覚とは?

 [人工知能の開発には]匂いの情報も共有できるようになることが必要かもしれませんが…識別した匂いをインターネットで遠隔地へ送り、再現するというところまで研究が進んでいます。嗅覚ディスプレイと呼ばれるもので、実物がなくても匂いを再現することができます。(p.71)

匂いはこれからどうなるのか?

 嗅覚に関連する情報における人工知能の研究は遅れていましたが、匂いに関係する産業は多いため、開発が加速すると思われます。
・・・匂いには[嗅覚組織に]400弱の受容体があるため、組み合わせが多く、目標とする匂いを作る作業は困難とされています。
・・・しかし、人工知能で匂い成分の組み合わせの計算と高速な再現ができるようになり、それをバーチャルリアリティ(人工現実感)で作り出すことにより、近い将来より身近になるでしょう。
 

最近では、「匂い」が体感できる映画館もあるようですね。将来は、家庭のパソコン、ゲーム機などからも匂いが体験できるかもしれません...!? (p.72)


教師なし学習とは?

 たとえば企業がお客さんをタイプ別に分類する際に、教師なし学習[コンピュータが自分で特徴量を抽出して学習]が利用されています。・・・お客様アンケートやインターネットの通販サイトの購買履歴などたくさんの情報があっても、それ自体から人間がお客さんについての何らかの傾向を把握しようとしても大変です。
 そこで教師なし学習を駆使して、コンピュータにお客さんをタイプ別に分類させます。そうすることでそれぞれのタイプのお客さんごとに適した商品を紹介する「レコメンド」というサービスが展開できたりします。(p.91)


ヘッブの法則

 ヘッブの法則とは、「シナプスの前と後で同時に神経細胞が興奮するとき、そのシナプスの結合は強化される」という法則です。
・・・たとえば「梅干し」を食べると、赤い色に興奮する細胞と、丸い形に興奮する細胞と、酸っぱい味に興奮する細胞が、同時に興奮します。
・・・このとき、同時に興奮した細胞同士のつながりは強化されますが、興奮した細胞とそうでない細胞とのつながりは弱くなります。(p.130)




Friday, August 4, 2017

Gadit, "Terrorism and Mental Health"

Terrorism and Mental Health: The issue of psychological fragility

Amin A. Muhammad Gadit  ( Discipline of Psychiatry, Memorial University of Newfoundland, St. John's, NL A1B 3V6 Canada. )

...There are reports of a new and dreadful invention of weapons of violence that are called Bio-electromagnetic Weapons. According to the description by an Institute of Science in Society, these weapons operate at the speed of light, can kill, torture and enslave without making physical appearance. It further adds that voices and visions, daydreams and nightmares are the most astonishing manifestations of this weapon system, it is also capable of crippling the human subject by limiting his/her normal range of movement, causing acute pain the equivalent of major organ failure or even death and interferes with normal functions of human senses. It can cause difficulty with breathing and induce seizures besides damage to the tissues and organs.

Through this form of terrorism, it is possible to persuade subjects that their mind is being read; their intellectual property is being plundered and can even motivate suicide or murder.
Pulsed Energy Projectiles (PEPs) are another form of weaponry that is used to paralyze a victim with pain. According to Peter Philips, a scientist from USA, circumstances may soon arrive in which anti-war or human right protestors suddenly feel a burning sensation akin to touching a hot skillet over their entire body. Simultaneously they may hear terrifying nauseating screaming, which while not produced externally, fills their brains with overwhelming disruption. This new invention is dreadful addition to the armamentarium of weapons of abuse and torture. Manifestations of the effects of these occult weapons can mimic mental ill health and add further to the misery of the victims.

The potential threat from use of biological warfare agents is more devastating as they are not detectable before the attack and can lead the possible victims to a state of constant vigilance and anxiety.

Full Text: http://jpma.org.pk/full_article_text.php?article_id=1837

Thursday, March 30, 2017

養老孟司『身体巡礼』

Yōrō, T. (2014). Shintai junrei: The European Burial Ritual doitsu ōsutoria chekohen. Tōkyō: Shinchōsha.

ウェブ時代には地球全体が北朝鮮になる可能性がある。その時にも「嘘が本当」になるはずである。その兆候はポチポチ見えているような気がする。(p.130)

 私は欧米人が平気で「真っ赤な嘘」をつくことに、若いうちは真剣に腹を立てていた。でもいまではそれが文化の一面だと理解するようになった。・・・ヒットラーを思えばわかるであろう。詳細のすべてを「事実」でガチガチに固めた嘘を科学という。(p.131)

Saturday, June 25, 2016

鍛冶 俊樹 『エシュロンと情報戦争』

Kaji, T. (2002). Eshuron to jōhō sensō.

 アングロサクソン諸国にまたがるこの通信傍受網は、地の利、経済力、技術力を生かして世界規模で抜群の傍受能力を誇っている。我々の通信のたとえ10%が傍受されているとしても、それは重大なことである。10%の通信傍受はストーカーが女子大生を殺害するにも、小売店競争で商売敵を追い落とすにも十分であろう。まして政治や経済の中枢が狙われれば、一国を滅ぼすこともできる。(p.p.74-75)

Friday, June 3, 2016

高橋紳吾 『図解 洗脳撃退マニュアル』 

Takahashi, S. (1995). Zukai sennō gekitai manyuaru.


  マイクロ波は電磁波の中でも極超短波といわれる。・・・フレイ博士は、マイクロ波を脳血管に当てれば様々な薬剤やバクテリアの浸透効果を早めることができ、また心臓へ投射すれば心臓発作も起こせると述べている。・・・マイクロ波を人に向かって投射すると、音(キツツキが木を叩くような音)を聞くことができると発表している(一九六一年)。その際、音を感じるのは耳ではなく、脳の側頭葉だと推論した。(p.152)
 
[超低周波を利用したマインドコントロールの仕組み]
まずAという人物が恐怖を感じるときに出す脳波を記録する。これを超低周波ELF帯に乗せ、Bという人物に投射する。するとBは、そのときどんな状況であるかに関わらず、突然、恐怖を感じてしまう・・・(p.154)
 
トラッキング
アメリカでは刑務所の数が、そこに入るべき人間に比べて圧倒的に少ない。そこで彼らを“自宅に収容”しコンピューターで監視するという発想が生まれた。ゴスが作ったブレスレットは、まさにこれにうってつけだったのだ。
 九〇年代に入ってからは、この電子モニターシステムの監視下にある人物は全米で一万人を超え、しかも同様のシステムはヨーロッパにも普及している。(p.p.147-148) 

ID認識
 固体情報を盛り込んだチップを、体外か体内に装着する・・・チップに入るのは・・名前や銀行口座番号、経歴、指紋など、いろいろなものが考えられる。・・このID認識と、バイオテレメトリ、トラッキングの機能を持つ装置が、知らぬ間に何者かの手のによってインプラントされたらどうなるだろう。常に監視され、弱みにつけ込まれ、利用されてしまう。その恐怖はマインドコントロールに勝るとも劣らないだろう。(p.148)

洗脳の手法
・・適当にスケープゴートが選ばれ、見せしめのため厳罰に処される。また、手なづけた者を監視役として紛れ込ませ、互いが互いを監視し合い、他人を信じられないような状況を作る。
 やがて集団の中に、恐怖を前提とした共同幻想ができ上がる。このような集団心理を利用した恐怖統治によって、彼らはまるごと骨抜きにされてしまうのだ。(p.120)

Thursday, May 12, 2016

James V. McConnell, "Psychology Today"

James V. McConnell, Psychology Today (1970)


   The day has come when we can combine sensory deprivation with drugs, hypnosis, and astute manipulation of reward and punishment to gain more absolute control over an individual behavior.  It should be then possible to achieve a very rapid and highly effective type of positive brainwashing that would allow us to make dramatic change in a person's behavior and personality.

  We should reshape society so that we all would be trained from birth to want to do what societies want us to do.  We have the techniques to do it.  ...No one owns his own personality.

Lt. Col. Alexander, "The New Mental Battlefield"

Lt. Col. John B. Alexander, "The New Mental Battlefield: 'Beam Me up, Spock'," Military Review, Vol. LX (December 1980)

Conclusions

It has been suggested that whoever makes the first major breakthrough in this field will have a quantum lead over his opponent, an advantage similar to sole possession of nuclear weapons.

Clearly, advances in any of the aforementioned areas will add new dimensions to the battlefield.

...Clearly, psychotronic weapons already exist; only their capabilities are in doubt.

That is not to say that problems do not exist with the weapons and the concepts. At the present time, unpredictable systems failure and difficulty in controlling testing are major weaknesses.

The information presented here will be considered by some to be ridiculous since it does not conform to their view of reality, but some people still believe the world is flat. Other readers may view this as a conservative approach because such controversial areas as hyperspatial transmitters or Tesla wave generators have not been addressed.

...Additionally, there is a need to provide leaders at all levels with a basic understanding of weapons systems they may encounter in the not too distant future.

Thursday, May 5, 2016

守屋英一 『フェイスブックが危ない』

Moriya, E. (2012). Feisu bukku ga abunai. Tōkyō: Bungeishunjū.


その目的はナニ!?フラッシュモブ

 フラッシュモブ(Flash Mob)とは、インターネットを通して、不特定多数の人間が、公共の場にいきなり登場し、何らかの目的を達成すると、即座に解散する行為を指す。・・・米国で多発している犯罪ケースのほとんどが、何十人という集団で、商店や通行人を襲うというものだ。
 フェイスブックのイベントページで、「何時何分どこどこの店を襲撃しようぜ」と犯罪を呼びかけると、それを見た人が「OK。やろうぜ!」と賛同し、いざ集合となるのだ。・・・一人一人をつかまえても、横のつながりがないため、全体について把握するとことができない。日本で[も]似たような迷惑行為が行われている。同じ時刻に、某牛丼店に集まり、いっせいに注文するなど[である]。(p.62)

あなたのつぶやきが、知らない間に活用される!

 ライフログとは、英語のライフ(生活)とログ(記録)を合わせた造語である。フェイスブックでは、わたしたちが何らかの行動をとったときに、その行動の履歴を収集・記録することによって集められた情報が・・・第三者によって再利用できるようになっているのだ。
 具体的には、GPS機能によって自分の所在・・撮影した写真の位置情報をはじめ、実名、誕生日、住所、経歴などのプロフィール情報・・メッセージ、写真、動画といった投稿に関する情報。さらには興味をもった情報・・趣味嗜好に関する情報までもが該当する。(p.70)

 データベースに不正アクセスを行い、個人情報を盗み出す手口もあり、盗んだ情報は、闇市場で売買されている。トレンドマイクロが2011年8月から2012年にかけて行った調査によれば、フェイスブックのアカウントは、1件1.2円、クレジットカード番号は、1件80円から800円前後、銀行口座の認証情報は、1件2000円から2800円前後で取引されている、とのことだ。(p.94)

だます相手と信頼関係を構築する

 機密情報を標的としたサイバー犯罪の特徴の1つとして人間の心理が悪用されている。所属部署のメンバーの名前や趣味嗜好といったプライベートなものまで、あらゆる情報収集が事前に行われる。必要な情報が収集できない場合は狙った相手と関係がある友人などを騙して情報の収集を図る。そのようにして集めた情報を利用して狙った相手を信頼させ緊急性を強調したり、上司や重役の名前を利用して…権威をちらつかせる。また「助けて欲しい」と相手の良心に訴えかけるなどの手口で相手を騙し、必要な情報や行動を引き出す。(p.107)

女性を狙う「ネットストーカー」の恐怖

 ネットストーカーは、インターネットを利用して、特定の人物に…いやがらせをしたり…個人情報を暴露する。場合によっては、住所などを割り出して、自宅や勤務先で待ち伏せするケースなどもある。(p.26)

ストーカーが「ネットストーカー」へ進化!?

 インターネットでストーカー被害に遭うだけでなく、現実のストーカーが「ネットストーカー」へと発展する危険性もある。(p.27)

Sunday, April 10, 2016

フランク・スウェイン 『ゾンビの科学』

:よみがえりとマインドコントロールの探究
Swain, F., & Nishida, M. (2015). Zonbi no kagaku: Yomigaeri to maindo kontorōru no tankyū. Tōkyō: Intāshifuto.

(How to Make a Zombie: The Real Life (and Death) Science of Reanimation and Mind Control)


すべては脳のなかに

人の右の扁桃体を、電極を用いて人工的に刺激してみると、その人はだんだんに恐怖や怒りを感じはじめ、やがてその気持ちは隠しておけなくなるほど大きく膨らむ。感情のダムが決壊すると、ふつうは外の刺激に攻撃の矛先を向ける。・・・電極をはずしたあとにも感情は残り、多くの場合は驚くほど長く続く。(p.116)

隠れ家に踏み込む

ドイツの神経学者エドワルド・ヒッツィが・・・イヌの頭皮を切り裂いて脳を見えるようにしてから、細い金属針で灰白質のさまざまな領域を刺激し、筋肉の収縮をおこさせていた。(p.p.118-119)

[人間でも脳の]随意運動野を刺激すれば脚が急にピクンとのびるかもしれないが、ジョヴァンニ・アルディーニとアンドリュー・ユーアが一世紀も前にやって見せたように、脚に沿って走る神経に電流を流しても同じことが起きる。(p.121)

一九九八年にはノースカロライナ州在住のスチュワート・メロイ医師が・・・電気脳刺激が性欲を刺激するという強力な効果を発見することになる。[慢性的な腰痛を抱える女性の]患者は背骨に電極を埋め込む「仙骨神経刺激療法」と呼ばれる治療を選んでいた。手術中にメロイ医師が電極の位置を試していると、女性が妙なあえぎ声を出しはじめ、「それをどんなふうにやるのか、私の夫に教えてちょうだい」と大声で叫んだという。

昆虫偵察機

[科学者デルガドがコントロールする]ウシの脳には「スティモシーバ」が埋め込まれていた。無線につながった神経のペースメーカーの一種で、デルガドがイェール大学の生理学部にある自分の研究室で設計したものだ。この装置を使って電気脳刺激(EBS)を与えることで、動物を命令に従って踊らせたり鳴かせたりすることができた。

[てんかんの治療を受けていた三六歳の女性の手術後、]療法士が埋め込まれた電極に順番に電流を流しながら話を聞いていた。右側頭葉を刺激したときに、この女性は体の片側でヒリヒリするような快感があると話した。パルスを繰り返すうちに快感はさらに強まって、患者はおしゃべりになり、異性の気を惹くようなそぶりを見せるようになった。あるところまでいくと欲望があまりにも刺激されたせいか、療法士に結婚してほしいと迫った。(p.p.134-135)

もし誰かにスティモシーバを埋め込んだとして、その人物は装置に送られる命令に抵抗できるのだろうか?・・・デルガドの患者のひとりは、手で握りこぶしを作らせようとする刺激を運動皮質に送られ、それに抵抗するよう指示された。何回やってみてもだめだとわかると、患者はため息まじりにこう言った。「先生、先生の電気のほうが、私の意志より強いのだと思います。」

 [だが、命令を直接脳に送るよりも]脳の一部を刺激して感情を呼び起こす[ことで行動を起こさせる]ほうがずっと簡単だ―人はその感情にしたがって行動するだろうし、常にその行動を自発的なものと考える。たとえばデガルドが、ひとりの患者にある種の不安を抱かせるよう何度も仕向け、その患者が自分のまわりを調べるよう誘導してみた。運動皮質に電極を埋め込まれた場合とは異なり、この患者はいつも自分から調べたくなって、自分自身の気持ちに従っただけだと言った。 (p.139)