内海 聡 & くらもと えいる. (2018). テレビが報じない精神科のこわい話 : まんがで簡単にわかる! : 新・精神科は今日も やりたい放題. ユサブル.
「薬の服用後なぜか死にたくなった どうして飛び降りたか覚えていない そんな証言が自殺からの生存者たちから寄せられたんです」
[遺族への聞き取り調査で]対象となった1016人の自殺者のうち、精神科を受診・治療中だった人は701人で、69.0%を占めました。さらに08年1月以降では883人のうち632人と、71.6%にのぼっています。そのうち自宅マンションから飛び降り自殺を図ったケースでは100%、つまり全員が向精神薬を服用していました。
…抗うつ剤と覚醒剤は類似物質なのですから、飛び降りたいという衝動に駆られるのも、まったく不思議なことではないのです。(p.p.56)
[遺族への聞き取り調査で]対象となった1016人の自殺者のうち、精神科を受診・治療中だった人は701人で、69.0%を占めました。さらに08年1月以降では883人のうち632人と、71.6%にのぼっています。そのうち自宅マンションから飛び降り自殺を図ったケースでは100%、つまり全員が向精神薬を服用していました。
…抗うつ剤と覚醒剤は類似物質なのですから、飛び降りたいという衝動に駆られるのも、まったく不思議なことではないのです。(p.p.56)
精神医学は適当な理論で成り立っている
科学的根拠のない精神医学
今ある疾患理論、薬物理論というのは現在でも全て仮説であり、説明されたり因果関係を導けたりするものが何ひとつないのです。
…内科や外科など、他の分野の病気であれば、その診断基準に、科学的、数値的な根拠が必ず存在します。しかし精神医学にはそれがないのです。
(p.p.77-78)
「売りたい薬 売りたい人間 その薬を処方して じわじわ薬を増やして 長く通わせて儲けたい人間 その集大成が精神科医療だと私は思っています」
ここで重要なポイントは、本人が自殺目的で大量服用したのではない、ということです。…主治医の精神科処方を守り、決められた通りに飲んでいたら不審死に至ってしまったということなのです。…これほど危険であるにもかかわらず、製薬会社と精神科医が儲けるために精神薬は使われ続けています。(p.p.79-80)
医療保護入院での恐怖体験!
Q. 医療保護入院って何?
A. 自傷・他害の恐れがない精神障害者でも、病院判断、家族の同意があれば強制入院させられる制度です。
精神障害と判断する基準があいまいなため家族間のトラブルの時に悪用されることが多々あり
(p.105)
[被害者の証言]
裁判では[強制入院させた]あの医師が統合失調症の判断基準も知らずに今まで数千人以上の人を診察診断してたのを知った時には、怒りで震えました
(p.121)
製薬会社と権力者の繋がり
世界有数の巨大製薬会社であるグラクソスミスクライン(GSK)が販売した「パキシル」という薬は1992年の発売以来、依存症に関して3200件、出生異常で600件以上、自殺と自殺未遂でも約450件の訴訟をおこされています。
その中の、ある裁判において、「マイナスの研究結果は隠蔽する」と記述されたGSK重役によるメモが明らかにされました。それとは別の裁判でも同社重役の「ダメでも結果は隠せる」と記述したメモが冒頭陳述で読みあげられてます。
また、2017年の製薬会社の売上高で世界第2位のファイザー社も、同社が販売する「ガパペンチン」(てんかん薬)のマーケット拡大に不都合な研究結果のもみ消しや改ざんを行っていたことを示す社内文書がみつかっています。(p.p.197-196)