Shibuya, T. (2007). Gusari to kuru
hitokoto kara jibun o mamoru hōhō =: How to protect yourself from hurtful
language. Tōkyō: Chūkei Shuppan.
『グサリとくる一言から自分を守る方法』渋谷武子, 2007年
目次
●言葉の暴力に負けないポイント
●ステップ1 心が傷ついたことを自覚する
●ステップ2 不満を吐き出す
●ステップ3 自信を取り戻す
●ステップ4 恐怖心を減らす
●ステップ5 対決する
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ひどい言葉は、一言でも心の平安を奪う
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いつもの自分じゃないと気づいたら、早めに行動を起こす
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トレーニングをすれば、言いたいことが言えるようになる
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自分で自分をとことん責めない、追い込まない
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非難を全身で受け止めない
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自分を肯定し、自信を取り戻す
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人には相性があるので、うまく付き合えなくても深刻にならない
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自己愛が強すぎる人には注意して、近づかないようにする (p.42)
心が傷ついたことを自覚する
自分を守るには、まずは自分の気持ちを知ること―。これは非常に重要な作業です・・・こんなことで傷つくなんて、と感情を押し込むのはやめるのです。(p.43)
目次
●言葉の暴力に負けないポイント
1. 人の心はたった一言で傷つく
2. ひどい言葉に負けない方法とは?
3. すぐに反応できる人になる
4. 自分を追い込むのをやめる
5. 「踏み台」にされる人にならない
6. あなたを傷つける人には、三つのタイプがある
●ステップ1 心が傷ついたことを自覚する
1. 心が傷ついたことを認識する
2. 叱られても、自分を全否定しない
3. 体の反応から自分の本心に気づく
4. 我慢の基準を見直す
●ステップ2 不満を吐き出す
1. 上手にグチを言って、ガス抜きをする
2. グチは適度な自己表現になる
3. グチを言わない人は理不尽な人の標的になりやすい
●ステップ3 自信を取り戻す
1. 言葉を真正面から受け取らない
2. マイナス思考のスパイラルを止める
3. イメージを使って、心の傷を修復する
4. 発想をガラッと変えてみる
●ステップ4 恐怖心を減らす
1. 恐怖に怯えた心を手当てする
2. つらさを忘れる時間をつくる
3. コミュニケーション上手から、強い言葉を学び取る
4. 相手が「誰にどんな態度を取るのか」を観察する
5. 怯えない自分をアピールする
6. 相手と心理的に距離をつくる
●ステップ5 対決する
1. 言いたいことを言う「シミュレーション」をする
2. 対決する手順を知る
3. 対決! とにかく、相手に言いたいことを言う
4. 言った後、相手の反応を見る
5. 攻撃が止まらなかったら、逃げる
6. 相手の感情に巻き込まれない
7. 「対決できなかったとき」はどうするか?
●過去の体験から学ぶ
1. 同じことを繰り返さないよう、体験から学ぶ
2. どう立ち直ったかを振り返る
3. 冷静に人を観察する
4. 「ほどほど」の人間関係をつくる
上に記載した書籍『グサリとくる一言から自分を守る方法』にある「自己愛の強すぎる人には注意して、近づかないようにする (p.42)」という助言に関連して「精神障害の分類と診断の手引き(DSM)」より:
ReplyDelete【自己愛性人格障害】
1. 自己の重要性に関する誇大な感覚。
2. 限りない成功、権力、才気、美しさ、あるいは理想的な愛の空想にとらわれている。
3. 自分が"特別"であり、独特であり、他の特別なまたは地位の高い人たちにしか理解されない。または関係があるべきだ、と信じている。
4. 過剰な賞賛を求める。
5. 特権意識。つまり特別有利な取り計らい、または自分の期待に自動的に従うことを理由無く期待する。
6. 対人関係で相手を不当に利用する、つまり、自分自身の目的を達成するために他人を利用する。
7. 共感の欠如:他人の気持ちおよび欲求を認識しようとしない。またはそれに気づこうとしない。
8. しばしば他人に嫉妬する、または他人が自分に嫉妬していると思い込む。
9. 尊大で傲慢な行動、または態度。